週末はクレルモン=フェランで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中南部、オーヴェルニュ地方の中心都市クレル=モンフェラン(Clertmont-Ferrand)を旅します。
パリからは列車で4時間40分ほど。思ったよりかかります。
夜行バスという手もあるようで、中には9ユーロ(約1,200円)と超格安のもあります。どんなバスなんだろうと少々気になります・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
丘の上から眺めた街の風景。
シェーヌ・デ・ピュイと呼ばれる欧州最大の休火山群に囲まれた街には、その恵みがあちこちにあるのがわかります。
火山石で作られた建物は黒っぽい色をしています。ひときわ目立つのが大聖堂。
街の中心にあるフランス最初の英雄ヴェルサンジェトリクスの銅像(青印)。ガリア戦争でローマ軍と戦った英雄の民族がここに住んでいたそうです。
街のシンボルはなんと言っても休火山のこのピュイ・ドゥ・ドーム。どこにいてもこんな風に姿を見せてくれます。
まずは黒く見えていたノートル=ダム=ドゥ=ラソンプシオン大聖堂(赤印)の上まで上がってみましょう。
「黒いのは大気汚染のせいではありませんよ。もともと使われた石が黒いのです。その黒石が大変丈夫なんです」と神父さま。
大聖堂が作られたのは1248年。全てが完成して今の形になるまでに700年かかったそうです。
美しいステンドグラス。聖書の物語が描かれています。2つの世界大戦の時は別の場所に保管され破壊を免れました。
大聖堂の横にあるのがヴィクトワール広場(緑印)。1095年にこの地で第1回十字軍の派遣を呼びかけたローマ教皇ウルバヌス2世の像が設置されています。
次は、ランチがてら特産品を求めてチーズ屋さんへ。
カンタル、サン=ネクテール、フルム・ダンベール、ブルー・ドーヴェルニュ、サレールのAOP付きチーズが有名ですが、その他にも様々なチーズがたくさんあるそうです。
このお店Fromagerie Nivess(オレンジ印)では、15ユーロで地元のチーズ盛り合わせとワインが楽しめるそうです。
さて、街の見物なら徒歩で十分ですが、トラムに乗れば郊外にある名所を訪ねることができます。
その一つがスタジアムStade Marcel-Michelin(黄緑印)。
ここは地元のラグビークラブASMのホームグラウンド。週末ともなるとサポーターたちがここに集合します。
残念ながら今日のチケットは売り切れ。でも、ラグビーを楽しむことはできます。
こちらはHpark(黄印)。5ユーロでタッチラグビーを体験できます。タックルじゃなくタッチだから怪我の危険はなさそう。
そしてここにはASMの歴史を展示した博物館もあります。自分と選手たちの体の大きさを比べたり、試合を見ながら解説するという体験もできます。
次は今晩の宿Villa Pascaline(こげ茶印)へと向かいましょう。
街の中心から少し外れた静かなヴィラ。19世紀のヴィラが宿泊施設に変身しました。
広いテラスでは木漏れ日の中のんびりできそうです。
バスタブ付きのお風呂とダブルベッドで一泊95ユーロ。
ホテルで一休みしたら甘いものを求めてお菓子屋さんLa Ruche Trianon(紫印)へ。オーヴェルニュ地方に古くから伝わるフルーツゼリーを頂きます。
煮たフルーツに大量の砂糖を加えよく混ぜ合わせたら型に流しこみ固まったら出来上がりです。
赤いフルーツの他に洋ナシやキウイなどもあるそうです。詰合わせが一つ5ユーロ。
次は、あの休火山ピュイ・ドゥ・ドーム(黒印)へ向かいましょう。
山登りかと思いきやアプト式列車で頂上までたったの15分。これなら楽々です。
今日はここからパラグライダーに乗って25分間の空の旅を満喫しました。
さて今回の旅の費用は、チーズのランチが15ユーロ、フルーツゼリーの詰合わせが5ユーロ、アプト式列車代が9.80ユーロ、パラグライダーの空の旅が80ユーロ、宿泊代が95ユーロで、締めて204.80ユーロ(約25,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自宅に帰って黒い足拭きマットで足を拭こうとしたら、そのマットが『にゃお〜』と鳴いたので驚いた!」
VDM(Vie de Merde)より
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