バカロレアの舞台裏 [トピックニュース]
あるスピリチュアル系の本にこんなことが書かれてありました。
「あなたは自分の肉体をコントロールできないと思っているでしょう。どんなに頑張っても年をとるにつれ身体は衰え、髪は白くなるしシワも増える。こればっかりはどうしようもない。いいえ、そんなことはありません。自分の身体は自分でコントロールできるのです。とは言っても、ほうれい線をなくして欲しいとか、目元のシワを消してくれなどと、部分的に願っても身体は言う事を聞いてくれません。あの頃の自分というように全体像をイメージしながら身体の細胞の一つ一つに語りかけるのです。そうすれば細胞は答えてくれます」
ふん、そんなバカな、と薄ら笑いを浮かべたものの、あの硬いスプーンが曲がったり、超常現象があちこちで起こる世の中、ひょっとして・・・。
そんなわけで、ワタクシ、ダメ元で、20年前の自分をイメージして細胞に語りかけている毎日です。
あまり欲張るとスズメのお宿になりかねませんし、かといって控えめすぎるのも夢がないということで、“20年前のワタシ” に落ち着きました。
それはさて置き、フランスは今、受験シーズンの真っ最中。
先週の水曜日からバカロレアの試験が始まりました。
バカロレアの資格が取れれば、パリのソルボンヌなど普通の大学なら登録するだけで入学できます。
また大学に行かなくてもこの資格があれば就職に有利になると言われています。
この試験、実際にはどのように行われているのでしょう?準備の舞台裏を紹介します。
尚、バカロレアについては去年紹介した「1分でわかるバカロレア」を→こちら。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
試験初日の水曜日の朝。
ドアの鍵を開けると・・・棚に並んでいるのが試験用紙です。数週間前からここに保管されてきました。
試験は一週間かけて行われます。試験用紙は白い包みに入れられ日付と時間別に棚に並べられています。
校長先生が本日の試験問題を受け取ると自室へと向かいます。しばらくはここを離れられません。
「ストレスたまりませんか?」と取材班。
「ええ、たまりますよ。朝はいつもより早起きしましたしね」と校長。
こちらはその試験会場。最後のチェックが行われていました。
この男性は高校の哲学の先生です。
「教え子たちが力を発揮するのを祈るのみです」
時刻は8時。生徒たちが試験会場に入ります。
日本の受験風景とあまり変わりませんね。少し机が大きいですかね?
試験問題が配られ試験開始。取材班は退出。
4時間後、答案用紙を手に校長先生が戻ってきました。
まずはちゃんと揃っているか数えます。なんだか整理するのに大変そうです。
こちらの体育館では国語、つまりフランス語の試験の準備が始まっていました。
その間、哲学の答案用紙が採点者の元へと運ばれていきました。
全部の試験が終わるのが今週の水曜日。発表はもっと先です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカロレアの発表があった。結果は「良」の評価付きで合格。みんなが祝ってくれたのに、おばあちゃんだけが空を見上げて言った。『お前が「良」ってことはみんなが「良」ってことだねえ〜』」
VDM(Vie de Merde)より
病は気からとも言いますし、若さも心からだと信じてます(^^)。そのかいあってか、成人の子供もいますが、いまだ独身?と言われます(笑)
by ワンモア (2017-06-20 20:49)
ワンモアさん
それはいいですね!
やはり心は大切ということなんでしょうね。
当方は心なしか効果があるような・・・。もうしばらくがんばってみます。^^/
by carotte (2017-06-21 14:22)