シーズン直前のリゾート地 [ラングドック=ルシヨン地方]
フランスは6月が終われば夏のバカンスシーズンがすぐに始まります。
フランス南部のリゾート地コリウール(Collioure)では、観光客が押し寄せる前の静かな時間を地元の人たちがのんびりと楽しんでいるそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月27日に放送)
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一年のうち300日は晴れという恵まれた気候の町コリウール。
ボートで海の散策に出かけていた人たちが港に帰ってきました。
向こうに見えるのは城塞シャトー・ロワイヤル。この風景は絵になります。
港にはグループでスケッチを楽しむ人たちがいました。
どうやら指導してくれる先生もいるようです。
「そう簡単に美しい風景は描けませんね。この色合いを出すのも難しいです」と女性。
コリウールは画家に愛された町。
かつて、マチス、ピカソ、ブラック、デュフィーなど、様々なアーティストが滞在していたそうです。
「町をぶらぶら歩いて少しリラックスした方がいいですね」と絵の先生。
人通りはあるようですがまだまだのんびりムード。
そしてビーチはと言えば、人もまばら。これくらいならちょうどいいですね。
ビーチの向こう側に見えているのはノートルダム=デ=ザンジュ教会。
岸壁に立っているのはその教会の鐘楼です。これまた絵になります。
港には飲食店が並んでいます。
そう言えば、今年の初め、この辺りに椅子とテーブルを並べて食事を出すのは禁止という話がありましたっけ。
どうやら本当にそうなったようです。椅子もテーブルも並んでいません。
「晴れてお天気はいい、しかも人が少ない。最高ですよ」と女性。
こちらの男性は早くも海水浴を楽しんでいらっしゃいます。
「バカンスになると駐車場の問題やらビーチの場所取りなんかで色々大変になりますからねえ。今が一番いい時ですよ」
おっ、こちらのレストランはテラス付き。食べ物を出しているところを見ると、自前の土地のようです。
カタロニア地方の海の幸と山の幸の盛り合わせ。美味しそうですねえ〜。
しかもこの美しい風景を眺めながら食べられます。
「こんないい季節を人の少ない時期に味わえるなんて幸せですよ」と女性。
「確かに、この時期はまだ平和でのんびりしていて、お客さんへの対応も十分にできます」とお店の方。
コリウールはコート・ダジュールとはまた違った味わいのあるリゾート地です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パリでバカンスを過ごすことになった。お上りさんの僕たちは観光の計画を立てた。父は『ルーブル美術館にエッフェル塔、それにモンパルナスにも行かなくちゃ』一方、母は『ラッシュ時に地下鉄に乗ってみんながどうしているのか見てみたい』母は本気だった」
VDM(Vie de Merde)より
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