アミアンの大聖堂が変身 [ピカルディ地方]
フランス人に「時間とお金、どちらか一つを選べと言われたらどっちを取る?」と究極の質問をしたところ、4人中3人が「お金」と答えたそうです。
時間はお金じゃ買えないって言いますが、どうでしょうね。
私も「お金」って答えてしまいそうな気がします。
さて、マクロン大統領の出身地であるアミアンには荘厳なゴシック建築の大聖堂があります。
毎年夏になるとこんなイベントを開催しているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
暗闇のなかに浮かび上がる映像。
進化を続けるプロジェクションマッピング。私たちを別の世界に連れて行ってくれます。
「とっても美しいです。光と音だけでこれだけのことができるなんてね。まだ頭の中に映像が残ってるわ」と女性。
アミアンの大聖堂には一度行ったことがありますが、パリのノートル=ダム大聖堂にも劣らないくらい大きな建物です。
そのファサードにこれだけの映像を映写するのですからかなりの迫力です。
大聖堂が作られたのは13世紀のこと。こちらが昼間の素顔の大聖堂。
そしてこの方がプロジェクションマッピングの責任者の方。
「ここでいろいろ研究しました。そして色でいっぱいのファサードにしてみたらどうかと思ったんです。つまり美術本のような感じで皆さんに見てもらおうと考えました」
その結果がこれです。
まるで絵の具で色をつけたように正確に色が映写されています。
とても昼間の姿からは想像もできません。どの彫刻も中世から今に蘇ったかのようです。
「一つ一つの彫刻が細かいところまではっきり見えるのに驚きました」と男性。
今から11年ほど前に旅行でルーアンに立ち寄った際、偶然、あの大聖堂でプロジェクションマッピングをやっているのに出くわし、感動した覚えがあります。
あの時は、モネの絵をそのまま本物の大聖堂に映写するというものでした。
どういう手法なのかよくわからなかったのですが、とにかく驚きました。
今回のアミアンの大聖堂も生で見られたらきっと素晴らしいでしょう。
この催し、9月17日まで行われているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妹がおばあちゃんからバースデーカードをもらった。封筒を開けて中身を確認すると、歪んだ顔で言った。『お金が入ってない!』妹はまだほんの6歳」
VDM(Vie de Merde)より
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