ペリゴール地方 その3 [ペリゴール地方]
最近マイブームになっている東京の水がめ貯水量チェック(笑)。
今回もやや増量で82%。
さてシリーズの三回目です。
前回、コンフレリが登場して、思わせぶりに終わりましたが、あの缶詰から出てきたどろっとしたもの正体が判明します。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2017年6月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
前回は、丘の上のお城に見守られながら、あのツーリングのグループが、ドルドーニュ川に架かる橋を渡って行きました。
そしてツール・ド・フランスの開幕を祝うワインを準備しているぶどう園や、もうお馴染みになった画家のジャン=ミッシェルさんも登場しました。
そのジャン=ミッシェルさん、創作の手を止めて、時々こうして自転車で近くを一巡りするそうです。
「聞こえてくるのはペダルを漕ぐ音と鳥のさえずりくらい。田舎のエスプリのいっぱい詰まった空気の中を走り抜けるような感覚です」
アトリエに戻ったジャン=ミッシェルさんが、これまでの作品を見せてくれました。
ツール・ド・フランスが作品の源になっているのがよくわかります。
子供の頃に描いた絵もやっぱりツール・ド・フランス。古ぼけて黄ばんだ紙を開いてみると、レースの様子が漫画になっていました。
長い歴史のあるロードレースは今年で104回目だそうです。
さて、ここはペリグーの町(青印)。見えていたのはサン=フロン大聖堂(Cathédrale Saint-Front)。世界遺産に登録されています。美しいですね。
来週の火曜日には、この美しい町が第10ステージのスタート地点になります。
大聖堂のすぐ近くでは青空市が立っていました。新鮮な食材がお店に並んでいます。
ペリゴール地方はグルメでも知られています。
そのグルメの一つがこの町の特産品ペリグーのパテ。材料は、豚肉、フォワグラ、黒トリュフ。
「フォワグラはあまり黄色すぎても良くないです。質のいいフォワグラは、こんな風に指で押さえるとすぐに元に戻ります」と料理人。
まずはフォワグラの血管を取り除きます。次に豚肉をミンチにかけ、塩・コショウ等で味付けをしたら良く混ぜます。黒トリュフは薄くスライスしておきます。
器にひき肉を詰めトリュフをのせたらフォワグラを入れ、さらにまたトリュフをのせ、ひき肉を詰めます。
この3つの割合が重要。トリュフが3%、フォワグラが40%、残りが豚挽き肉。
これを160℃のオーブンに45分間入れて焼きます。
あの5人組もランチの時間。レストランで美味しいものを召し上がっているようです。
さあ、あのパテが焼きあがりました。いよいよ試食です。
あのコンフレリの方もいらっしゃってました。
“スライスしたらそっとパンの上にのせて食べるべし。決して塗りたくってはならない!” というのがお約束。
赤ワインと一緒に食べたらおいしいだろうなあ〜と思っていたら、それを見透かされたように赤ワインが登場しました。
こちらはベルジュラックのブドウ園で会ったワイン農家の方。赤ワインはこの樽の中で18ヶ月熟成されます。
「ペリゴールといえばグルメでよく知られていますが、ワインを作っていることはあまり知られてないんですね。しかもベルジュラックという名のワインは知られていません。なのでもっとプロモーションをしようということになりました」
それで生まれたのがこのラベル。ラスコーの洞窟画とツール・ド・フランスをモチーフにしたラベルです。
こちらがその洞窟画(紫印)。歴史の教科書に必ず登場した絵です。
そして、ペリゴール地方には地下に隠れた別の洞窟もあります。
続く・・・
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの猫たちは、僕が起きるとまずはトイレを済ませた後で餌のパテがもらえることを覚えた。おかげでトイレで要を足している間中、毎日にゃあ〜にゃあ〜鳴き通しだ」
VDM(Vie de Merde)より
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