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海のエスカルゴ [フランスのグルメ]

 昨日は30℃越えの暑い一日でした。梅雨明けを待たずして夏がやってきました。

 仮にこれがエアコンのない職場だったら、集中力はなくなるは、イラっとするわで仕事になりません。

 これから9月の半ば過ぎまでこんな具合なんでしょうねえ〜。

 さて、フランスのノルマンディ地方の海ではツブ貝の漁が最盛期を迎えています。

Paris_Granville.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 朝5時。東の空から太陽が昇り始めた頃、すでにツブ貝漁の船が沖に出て漁の準備を始めていました。

 なにやらツボのようなものを用意しています。

 ツボの中にカニのひとかけらを放り込みロックをかけます。

 「これを海に沈めるとツブ貝が入ってくるんです」と漁師のドリアンさん。

 こちらがそのツブ貝。正式にはヨーロッパエゾバイというようですが、まさに海のエスカルゴ!

 数キロにわたって沈められた先ほどのツボを引き上げると・・・こんなにツブ貝が採れました。

 しかし、45ミリ以下のツブ貝は取ってはいけないというルールがあります。小さなツブ貝は海に戻します。

 そして、シーズン中とはいえ、一ヶ月間は漁を休まなくてはなりません。

 「市場を守ることがとても大切なんです。一日の水揚げ量も決まっています」と漁師のローランさん。

 一日の漁は船1隻につき900キロまでと決められています。

 ノルマンディ地方のツブ貝は年間8000トンが水揚げされているそうです。

 そして、夏になると食前酒のおつまみに人気だそうです。

 市場では1キロあたり3.50ユーロ(約440円)で売られています。お手頃価格ですね。

 「アイオリソースかマヨネーズで食べますよ」と男性。

 「新鮮な生の貝を買って、家で料理して食べます」と女性。

 こちらはレストランLa Citadelleの厨房です。

 ここでは少し工夫を凝らしたツブ貝料理を出しています。

 なにやらハーブの入ったスープでツブ貝を茹でているようです。

 「こうして2時間ほどゆでると柔らかくなります」とシェフ。

 茹で上がったツブ貝はみじん切りにして、同じようにみじん切りにしたエシャロット、カブ、ズッキーニと混ぜ合わせ、レモン汁とマヨネーズで味付けします。

 そして・・・のり巻きにします。最後はこんな風な前菜になって登場です。

 夏らしい料理ですね。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、家族のために食事を作りことにした。それを知った家族は・・・妹はサンドイッチを買いに出かけ、父は向かいのピザ屋に行き、弟はパンにマヨネーズをつけて食べ始めた


VDM(Vie de Merde)より


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