ノルマンディーの保養地4 [ノルマンディー地方]
二日連続で冷房なし(ただし職場は冷房あり)で過ごせました。
予報では今日あたりまで猛暑はお休みのようです。
ありがたい、身体が休まる〜。
しかし、一度楽をすると次にやってくる猛暑に耐えきれるかどうか・・・。もうあまり暑い日続かないことを切に望みます。
さて、ノルマンディー地方のリゾート地巡りも四回目となりました。
今回は画家たちに愛された港町オンフルール(Honfleur)を訪ねます。
あのセーヌ川が長い旅を終えて英仏海峡の大海原に流れ込む辺りにあるのがこの港町です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
オンフルールのドック。まるで油絵のような風景。
跳ね橋が上がって、一隻のヨットが静かに通過していきました。
そのそばで写生に勤しんでいる方がローランさん。もう25年前から同じ場所でこうして絵を描いています。
「海の引き潮と満ち潮でセーヌの水位が上下するのに合わせて、風景も微妙に変わるんです。空と海の間の空間が変わるからでしょう」
オンフルールには多くの印象派の画家たちがやってきました。
港の風景や中世を思わせる古い建物の並ぶ界隈に惹きつけられたのでしょうか?
第二次世界大戦で激戦地となったノルマンディー地方ですが、オンフルールは奇跡的にその被害から逃れていました。
「ここはかつて監獄だったところです。あの古い階段の上には独房が2つあります」
路地には骨董店や手工芸品のお店が並んでいます。
「次から次へと個性豊かなお店が並んでいるので飽きることがありません」とガイドの男性。
その町の中心にあるのがサント=カトリーヌ教会です。鐘楼は本体の向かい側に分かれて設置されています。
「黒くて不思議な建物が見えてたんで、来てみたんです」と女性。
「船をひっくり返したような建築で、その上、側廊が2つあるなんて素晴らしいです」と男性。
サント=カトリーヌ教会は木造です。木造の教会はフランスでもここだけ。貴重な教会です。
「14世紀から15世紀にかけて起こった百年戦争が終結した時、オンフルールには何も残っていませんでした。そこで人々は、いつか石で建てようと願いながら、この木造の教会を作ったんです。それがなんと現在まで壊れずに残ったというわけです」
天井は船底天井です。教会によくあるアーチ型天井を作ろうとしてこうなったようです。
一方、港に漁船が戻ってきました。数はだいぶ少なくなりましたが、まだ10人ほどの漁師さんが漁を続けているそうです。
「僕の父も祖父も漁師だったんですよ」と男性。
あまり漁師さんには見えない風貌ですね。
そして、レイモンさんは25年間漁師を続けましたが、現在は観光船の船長さんになりました。
海側から街を眺めると、海岸沿いに砂浜が広がっているのがよくわかります。
オンフルールは毎年300万人が訪れるという観光地ですが、趣のある落ち着いた町並みは変わることはないようです。
続く・・・
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そしてずっと前から、うちのワンちゃんは近所の路地をうろついている。体を洗ってやる時間がなくて数ヶ月ほおっておいたら、誰かが洗ってくれたようだ
」
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VDM(Vie de Merde)より
2017-08-04 00:00
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