ガンピング [トピックニュース]
昨日は幸いなことに台風の影響もなく普通の日と変わりなく過ごすことができました。
ただ、夕方くらいから蒸し暑さに拍車がかかったようです。
台風の通過後に起きるフェーン現象とやらで、今日は気温が上がって37℃に達するという予報も出ています。
今から気が遠くなりそうな・・・。エアコンなしではとても乗り切れそうもありません。
欧州南部の猛暑もまだ続いているようです。
さて、バカンスシーズン真っ只中のフランスですが、最近、ガンピング(Gamping)という新しいバカンスの過ごし方が登場したそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはヴォージュ地方のとあるお宅。
所有者はこのご夫婦。とは言っても後ろ姿しか見えませんが・・・。
その向こうに見えるのがこのお宅のお庭。広いですねえ〜。
よく見るとキャンピングカーが止まっていたり、テントを組み立てている人がいたりします。
実はこのご夫婦、庭をバカンス客に開放しているのだとか。
もちろん有料です。大人一人一泊7ユーロ(900円ほど)。電気代、シャワー代込みです。安いですね。
ガンピングとは、ガーデン(庭)+キャンピングのこと。つまり、一般人の庭でキャンプするのがガンピング。
このお宅では一年間で約100人ほどをキャンプさせたそうです。金額にすると1,000ユーロほど。
「副収入が見込めるだけではなく、様々国の人たちと交流できて楽しいですよ」とご主人。
一方、こちらの熟年夫婦はガンピングを利用して旅を続けています。これまでガンピングでトラブルになったことはありません。
「地元の方の庭で宿泊できるのがいいですね。それに静かですし」と奥様。
さて、こちらはシャンパーニュ地方。ガンピングは生産者にとってもありがたいシステムになっています。
「庭をツーリストに貸すということは、それ以上の利益があるんです」とワイン農家のナタリーさん。
つまり庭を貸すと同時に、ワインのプロモーションにもなるというわけです。
「様々な家族と出会えるのが一つの楽しみでもありますね」と利用者。
とはいうものの、素人が庭を貸すわけですから受け入れ体制に問題があることもあります。
そんな問題を解決しようとサイトHOMECAMPER.COMを立ち上げたのがこの男性、エティエンヌさんです。
「一般の庭の場合、年間90日、受け入れ人数は20人までに限定しています」
一口に庭と言ってもいろいろありますね。広い庭もあれば狭い庭もあります。
一方、キャンプ場の経営者にとってはガンピングは競争相手が一つ増えたことになります。
20年前からキャンプ場を経営しているジャン=ミッシェルさんは、対策としてトレイラーハウスのレンタルを始めました。
この数年、フランスではキャンプ場でバカンスを過ごす人たちが増えているようですが、宿泊からアトラクションまでがパックになって面倒がないところがいいらしい。
ガンピングの方はそうはいかないですね。よく考えると、それぞれに客層が違うような気もします。
言わば民泊の庭版のようなガンピング、日本でも普及するでしょうか?
日本は庭のある家が限られてますから、ちょっと難しいような気もします。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、16歳になる息子に庭の芝刈りを頼んだ。おかげで、菜園の作物も全て刈られて、ジエンド・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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