真夏の雪 [ローヌ=アルプ地方]
自宅からよく通うスーパーまで10分強歩くのですが、その途中に警視庁の警察署があります。
5階建てで、この辺りではかなり立派な建物です。
昨日もその前を歩いていると、やたらカラスの鳴き声がするので上を見上げると、この警察署の屋上にたくさんのカラスが集まっていました。
他の建物にもいるかなと見回してもカラスの影はなし。
なんでまた警察署の屋上にだけあんなに集まってたんだろう?今でも謎です。
それはさて置き、欧州はやっとサハラ砂漠の大気が去って、とりあえず酷暑が峠を越えたようです。
フランス南部では最高気温が26〜28℃ほどまで下がってだいぶ涼しくなっています。
そして、フランス・アルプスにあるガリビエ峠(Col du Galibier)では、なんと雪が降ったそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
吹雪の一歩手前のようなこの風景、とても8月とは思えません。
気温はマイナス2℃。ここは標高2642メートルのガリビエ峠。
ここなら雪が降ってもおかしくないとは言え、やっぱりこの時期としてはちょっと早すぎるそうです。
「8月に雪、いいんじゃないですか。楽しいし、面白いですよ」と観光客。
アルプスとあってさすがに周りの山々には雪が積もっています。
こちらの方は登山好きのアレクサンドルさん。
「いつもならこの時期は山登りにはちょうどいいくらいなんですがねえ」
自転車で峠を越える人達も予想外の雪にちょっと戸惑い気味。
そういえば、ここはツール・ド・フランスのコースの一つ。
峠越えの難所で有名な場所です。3週間ほど前にはここを選手たちが通過していきました。
しかし今日はこの雪。さすがにサイクリストも長いトレーニングパンツに履き替えていました。
「凍えそうになりますよ。風も強いですからね」とサイクリスト。
「ブラボー!すごいですね」と拍手を贈るツーリスト。
こんな峠を自転車で越えるというだけでもすごいのに、この雪の中ですからねえ〜。
「標高が2400メートルあれば、当然、雪が降ってもおかしくはないんですが・・・。それにしてもこの雪にはちょっと驚きました」と別のサイクリスト。
花を咲かせていた植物もご覧の通り凍えてます。
そしてツーリストはといえば、短パンにサンダル。
「正午に着いた時には35℃だったんですがねえ。それがこれですからね。突然、冬ですよ(笑)」
「場所が場所ですから驚きはしませんよ。真夏に雪なんて面白いじゃないですか」
お二人とも上着があってよかったですね。
東京は6月くらいから暑い日が始まってしまったので、気分的にはもう8月の末。
そろそろ夏にお別れしたいですが、まだまだ続くんでしょうねえ、この暑さ。
早く秋になって欲しいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小学生のわが息子が、ディズニー映画が見たいけど何を見たらいいのか分からないというから、白雪姫にしたらと言ったら息子が言った。『いやだ、白雪姫は好きじゃない。だってあの子、ペチャパイなんだもん』」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0