小さな村のワイン祭り [コート・ダジュール地方]
昨日の通勤電車は気持ちのいいくらいに空いていました。
毎日こうだといいのに・・・。
あと二日もしたらいつもの満員電車に戻ってしまうなあ〜。
さて、フランスでは、早いところでは八月の末くらいからブドウの収穫とワインの仕込みが始まりますが、アルザス地方では、その前に、ワイン祭りが開催されたそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
アルザス地方の小さな村テュルクアイム(Turckheim)。
先週末の12〜13日にワイン祭りが開催されました。
白ワインの美味しそうなこと!
近隣の村々と同じように、コロンバージュの建物(木骨構造の家)が並んでいます。
当日はアコーデオンの演奏に合わせて、民族衣装を身につけたカップルがダンスを披露しました。
こちらがアルザス地方の民族衣装。
「このチョッキの一番上のボタンを閉めると既婚者、開けると独身という意味になるんです」と赤いチョッキに黒い帽子の男性。
この男性はボタンが閉まっているので、すでにご結婚されているということになります。
女性の方は黒い大きなリボンのような帽子をかぶっています。これも結婚と何か関係があるのでしょうか?
この帽子、最初は頭にかぶってあごの下で結ぶようなものだったのが、そのうち頭の上でリボン結びにするようになり、娘たちが競い合っているうちにどんどん大きくなって、1メートルほどになったものもあるとか。
それはさておき、このお祭りの間、ワイン蔵では無料で試飲ができるようです。
「村のワインを味わってもらういい機会なんです」とワイン農家の女性。
「ここは素敵な村ですね。雨の日が続いていますが、それもいいなと思います。私の住んでるところは砂地が多くて乾燥してますから」とカリフォルニアから来た男性。
そして試飲は必ずこの小さなグラスで行います。
というのも、普通のワイングラスは脚がついているので、お土産に持ち帰る際に壊れてしまう危険があるからだそうです。
「それに、ワインを何倍も飲んでいるうちに皆いい気分になってふらついていると、ぶつかったり落として壊れやすいでしょ。でもこのグラスなら大丈夫」と村人。
気になるのはグラスに描いてある絵。
一瞬、日本のお正月の獅子舞かと思えるような図柄ですが、よく見ると、ドラゴンが金貨を守っているように見えます。何かの伝説???
さて、夜にはこんなご馳走も振舞われました。地元の料理、タルト・フランベです。
薄いパン生地にチーズやスライス玉ねぎ、ベーコンをのせ焼いたピッツァのような食べ物です。
熱々をいただくそうです。パリッとして美味しそうですね。
ダンスはまだまだ続いたようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、恋人いない歴5年だったのだが、やっと一人見つかった。家で飼っているオウムが、目の前で婚礼のダンスを踊り始めたのだ」
VDM(Vie de Merde)より
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