伝説のホテル1 [その他の国]
今日から4回のシリーズで、世界の歴史あるホテルを紹介します。
第一回目の今日は、モスクワにあるHotel Metropol。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはホテルの大広間。贅沢な作りの天井が美しいですね。
建物はどうやらアールヌーヴォーのようです。
皆さんが召し上がっているのは朝食。しかも優雅なハープの生演奏つき。
朝食のメニューは、赤いキャビア。この感じからしてイクラ。
お飲み物はと言えば、シャンパン。伝説のホテルだけあって朝食も豪華です。
しかし、朝っぱらからシャンパンなんて、ちょっとデカダン。
美しい装飾の数々もまた訪れた人たちの目を楽しませてくれます。
「ここにはロシア建築の歴史が詰まっています。来てみるだけでもいいですが、こうして朝食を食べるともっと楽しめますよ。美しい天井をゆっくり鑑賞することができますからね」と女性。
「ここは居心地がいいホテルなんです。それに長い歴史が刻まれていますよ」と男性。
ホテルはモスクワの中心にあります。
「こちら側にはクレムリン宮殿が、そしてあちら側にはボリショイ劇場があります」
建物は1899年着工、1907年竣工。完成までに8年の歳月が流れました。
そして1917年10月、革命によりこのホテルは、レーニンの率いるボリシェヴィキの所有となります。
レーニンは演説の原稿をここで執筆したそうです。
この建物、当時としては最先端の技術を使って作られていたそうです。
「こちらのエレベーターは新しく作り直されたと思われていますが、オリジナルです。ガラスを通して機械が動いているのを見ることができます。よく60年〜70年代の物だと言われますが、そうではないんですよ」とホテルの方。
ロシア革命後、ソビエト連邦の参謀本部となったこの建物ですが、1930年代に再びホテルとして再開されます。
歴史を感じさせる客室の廊下。
エレベーターホールのすぐ側に写真の展示室があります。
おお、マイケル・ジャクソンじゃないですか!そしてジェラール・ドゥパルデューも。
芸能人だけではありません。王室や政治家の写真も並んでいます。いずれもホテルに宿泊された方々。
「こんなにすごい人たちが泊まったホテルに自分も泊まっているかと思うと誇らしいです」と宿泊客。
彼女の部屋の窓を開けるとクレムリン宮殿の塔が目の前にありました。
年間で135,000人ほどが利用するというこのホテル。仕事という人もいれば新婚旅行や観光という人もいて目的は様々です。
「とっても美味しいですよ。今回の旅行で間違いなく最高の時間になるでしょう」と観光客の女性。
居心地のいいお部屋に美味しい料理、そしてサービスも満点ということで評価は5つ星。
「ある時、女性客の一人が悪魔に取り憑かれたと言ってきたことがありました。そこで私たちは神父を読んで悪魔祓いをしてもらったんです。その女性客は喜んで帰って行きました」とホテルの従業員。
ホテルのお仕事というのは大変ですねえ〜。
ここではガイド付きの見学コースもあるそうです。
内装も素晴らしかったですが、外観も素晴らしいですね。8年もかけて作られた理由がよくわかります。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、海岸にあるホテルで受付をしている。お客が、海の水がしょっぱ過ぎると文句を言いに来た」
VDM(Vie de Merde)より
ホテルが塩分濃度を管理していたら逆に怖い!
by 招き猫 (2017-08-21 20:48)
招き猫さん
ハハハ・・・夜中にこっそり大量の食塩を投げ込む???
by carotte (2017-08-22 13:01)