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収穫と仕込み2017 [フランスのワイン]

 日曜日恒例の週末旅は予想通りまたも再放送でした。

 場所はベルギーの海岸。見逃した方は→こちら

 映画「ダンケルク」の舞台になったフランスの町ダンケルクから旅が始まっていました。

 映画は日本では9月9日に公開されるようですが、フランスではすでに7月から上映されています。

 その影響でダンケルクを訪れる人たちが急増。地元にはすでに900万ユーロの経済効果が生まれているそうです。

 大河ドラマで急に観光客が増えるのと同じですかね。

 さて、まだ夏の暑さが残っていて秋の気配を感じるどころではありませんが、フランスではぼちぼちブドウの収穫とワインの仕込みが始まったようです。

Paris_Ingersheim.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはコルマールのお隣の村インゲルサイム(Ingersheim)。

 教会の鐘が村に鳴り響いた後は、ひっそりと静まり返っています。

 人の姿もなし。村人たちははどこへ行ったのやら・・・。

 通りにはこんなものが残されていました。ブドウの収穫用の荷台です。

 村から1キロほどのところにあるブドウ畑を訪ねてみると・・・人がいました。

 どうやらブドウの収穫が始まったようです。

 昨日の朝、急に決まったとかで、取り急ぎ家族や親戚が駆り出されました。

 「いつもよりちょっと早かったんですが、始めるまでに1日余裕があったんで助かりました」と女性。

 「私が小さい頃は10月5日か10日くらいから始めてましたよ。ですから30年前に比べると1ヶ月半も早くなったことになります」と別の女性。

 30年も前から地球温暖化がひたひたと迫ってきていたのか・・・。

 このワイン農家では、こうして人の手で収穫されるブドウを使ってクレマン(crémant)(スパークリングワイン)を作っています。

 製法はシャンパン(正しくはシャンパーニュ)と同じ。

 しかし、シャンパーニュ地方で作られていないので “シャンパーニュ” と呼んではいけません。

 それゆえ “クレマン” と呼ぶわけです。

 それはともかくとして、ブドウを収穫するために集まったのは12人ほど。

 畑の広さは15ヘクタールもあります。この人数で大丈夫???

 「みんなと一緒に仕事をするのが楽しいんです。報酬のためではなく家族の助け合いというか、そういうのがいいんで来てるんです」と男性。

 「肉体的にはこたえますね。腰が痛くなりますよ(笑)」と年配の男性。

 大型ポリバケツがいっぱいになったら、村の共同ワイン製造所へ運びます。

 この圧搾機の中にはすでに90トンのブドウが運び込まれているそうです。

 一年かけて大切に育てたブドウ。ちょうど熟した頃に一斉に収穫して仕込みを行いたいところです。

 「一日皆が働いてくれたおかげでうまくいきそうです」と責任者の方。

 ひと仕事終えたら前年のクレマンを冷たく冷やしていただきます。

 こちらの農家ではクレマンを作り始めて10年になるそうです。

 「最初はゼロから始めましたからね。年々美味しくなっているので、きっと来年のもさらに美味しくなりますよ」と男性。

 今年のフランスは各地でブドウが不作だったためにワインの生産量も減少すると言われていますが、ここの農家は大丈夫のようです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、結婚式に招待された。この日のために新しいドレスと買ったのだった。しかし、シャンパンを2回もこぼされ、膝の上には前菜を丸ごと落として、もう最悪。でも心配ご無用。最後にはプールに落ちてすっかりきれいになったから


VDM(Vie de Merde)より


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