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50年代夏の大渋滞 [トピックニュース]

 昨日の天気予報の中で「秋雨前線」なんて言葉が登場してました。

 嫌な予感。秋雨前線なんて停滞しないでよね、これ以上雨の日が続くなんてご勘弁願いたし。

 さて、パリから車で約1時間半ほどのところにある小さな村ボヌヴァル(Bonneval)では、間もなく終わる夏休みを惜しむかのように、こんなイベントが開催されました。

Paris_Bonneval.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2017年8月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 小さな村のメインストリートは、往復ともものすごい渋滞。

 どのドライバーもイライラがつのり、クラクションを鳴らしたり怒鳴ったり。

 でも、なんだかちょっと演技がかってませんかね。

 それに、よく見るとなんだか古そ〜な車。

 それもそのはず、これは60年ほど前、夏休みに出発する人たちで道路が渋滞したときの様子を再現したもの。

 このイベントのために当時を代表する車がこの村に集結しました。

 そして沿道にも見物人100人ほどが駆けつけました。

 「初めて夏休みに出かけたときのことを思い出します。懐かしいですね。当時は本当に皆大喜びでした」と車中の女性。

 ここに集まった車のほとんどが50年代のもの。

 当時、夏のバカンスに出発する人たちは、この村を通る道路を南へと向かったと言います。

 おかげでこの季節になると必ずこんな風に大渋滞が起こったそうです。

 それは1957年まで続きました。

 「1950年代から60年代にかけて、この国道10号線を車は南へと向かったんです。今となってはいい思い出ですよ」とイベントの開催者。

 労働者ががんばって勝ち取った夏のバカンス。

 思い切り休暇を楽しむために、家族全員とその荷物を車に積み込んで出発したんでしょうね。

 当時は今のように高速道路網が発達していませんから、もっぱら国道を走ることになります。

 大渋滞の中、こんな風に交通違反の取り締まりも行われたに違いありません。

 沿道の人たち、ニヤニヤしながら見守っています。なにしろこれも演技のうち。

 「今はもっと早く行く方法がありますが、当時はこんな風だったんでしょうね」とセバスチャンさん。

 こちらの家族、本当にこれからバカンスに出かけて行きそうな感じがします。

 エンストを起こした車も無事に出発して行きました。

 昔はこんな風景があちこちで見かけられたのかもしれません。

 このイベント、おかげで大成功を収めたそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、バカンスの真っ最中。初日はマッサージをしてもらうことにした。すごい効き目。すぐにリラックスしたようで、よだれを垂らして眠り込んでいた[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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