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歴史ある学校4 [アルザス地方]

 小規模ながらも長い歴史のある小学校を訪ねるシリーズも最後になりました。

 今回はフランス北東部アルザス地方の小さな村にある学校を訪ねます。

Paris_Eguisheim.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその学校です。なんだか可愛らしい校舎ですね。

 設立されたのは1880年。村の歴史に刻み込まれた学校です。

 100年以上も前から続く学校となると、卒業生の数も相当なもの。

 こちらの女性お二方もその中の一人です。昔の写真を懐かしそうに見ていました。

 卒業して20年になりますが、今もこうして学校は同じ場所にあります。

 「毎日のように学校の前を通りますよ。子供たちが勉強しているのを目にすると昔のことを思い出します」と女性。

 「学校の前で写真を撮ったりしましたね」ともう一人の女性。

 校舎と校庭、学校の作りは100年前と何一つ変わりません。

 入り口には “La Vigne en Fleurs(花咲くブドウ園)” と書かれてあります。

 村はアルザスワイン街道に属し、ワインの産地として知られています。

 教室は明るく機能的にできています。クラスは全部で4クラス。

 「この学校には歴史がありますから、どこか温かいものを感じます」と先生。

 教室の壁には様々なものが貼ってあります。時間割、フランス語の文法、幾何の用語など・・・。

 そして机の横には生徒の名前。これはトマ君の机。

 コロンバージュと呼ばれる木骨構造の家が並ぶエギサイムは、フランスでもっと美しい村の一つです。

 こちらの男性は元校長だった方。

 在職中は校舎の二階にある公務員用住居で暮らしていました。広さは280㎡とかなりの広さだったようです。

 今は改築されて教室に変わってしまいました。

 「こちらに台所があり、その隣にダイニングルームがあって、その奥に風呂場がありました」と元校長。

 こうして時が流れるうちに少し変わったものもありますが、設立当初から変わらず続いてきたものがもう一つありました。

 それは世代から世代へと引き継がれていったことです。

 卒業生が結婚して生まれた子供をこの学校に通わせ、その子供がまた同じように自分の子供を通わせる。

 そうして100年余りの歴史が築かれてきたのです。

 「学校が世代を結ぶ役割を果たしてきたのです。そして村とは切っても切れない関係になったのです」

 まずは教師として、のちに校長として勤務したクロードさん、現在は村長として村の行政を束ねています。

 そしてクロードさんの奥様は、この学校の元生徒さんだそうです。

 一方、こちらの男性二人組は、この学校に通っている頃からの幼馴染だとか。

 休み時間には二人でよく遊んだそうです。

 子供たちの元気な声が響く校庭。これからも同じように歴史を積み重ねていくことになるんでしょうね。

 終わり。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、小学校である男の子がいきなり飛びかかってきたので、やりすぎだと言ったら、その子がニンマリしながら言った。『そんなことないよ。あんたのお尻は巨大なトランポリンみたいだ。もう一回やっていい?』

VDM(Vie de Merde)より


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コメント 2

U3

フランス人のユーモアって結構エロチックなものが多いですよね。好きですけど(笑)
by U3 (2017-09-14 16:03) 

carotte

U3さん
そうですね、本家のサイトへ行くと、ものすごいのがあってとてもこのブログでは紹介できそうもありません。今日のはまだかわいらしい方でして ^^;
以前、ギリギリセーフみたいなのを紹介したこともあります。
by carotte (2017-09-15 00:29) 

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