今年の傾向 [トピックニュース]
先日、三ツ星レストランのシェフが、もうミシュランガイドに掲載しないでくれと申し出たというお話を紹介しました。
その赤いミシュランガイドには星付きレストランだけでなく、5段階評価されたレストランやホテルが掲載されています。
私はフランスに行く時はこの一冊を持ってウロウロしていました。ちょっと重いのが玉にキズ。
最初のミシュランガイドは1900年に作られ、タイヤを購入してくれた人たちに無料で配られたそうです。
このガイドには自動車修理店や病院、道路地図やちょっと面白い場所などが掲載されていたそうです。
レストランが紹介されるようになったのは1920年以降。
タイヤのユーザーや一般の人たちからの情報が元になっていました。
この中にはトラックの運転手もいたそうです。全国を走り回っていた運転手たちは、安くて美味しい料理を出してくれるお店をよく知っていたそうです。
運転手同士が共有していたこの情報をミシュランが掲載していたというわけです。
この安くて美味しい料理を出してくれるお店にはビブグルマン(Bib groumand)のマークが付いています(下記)。
さて、九月も明日で終わり。夏のバカンスシーズンは終わりを告げました。
バカンスに関する今年のフランスの傾向はどうなっているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今年はバカンスに出かけた人、または出かける予定の人は54%。最悪だった2016年に比べると、200万人の増加だそうです。
バカンスの期間はといえば、平均で2週間。
その予算は1世帯につき1,400ユーロ(約18万円)。
気になるのは交通手段や宿泊形態。
一番人気なのが、旅費と宿泊費がセットになったパック旅行。格安航空チケットも人気です。
自分たちの旅のスタイルに合わせて上手に使い分ける人が多くなりました。
また、宿泊の種類も増えました。中には民家に無料で宿泊させてもらうカウチサーフィンというお得なものもあります。
では、バカンスを過ごす場所はどうなんでしょう?
やはりフランス国内というのが一番だそうです。主に大西洋側が人気。
海外はといえば、スペイン、ギリシャ、ポルトガル、イタリアとお馴染みの国が多いようですが、今年の特徴は、モロッコ、チュニジア、エジプトなどに行く人がまた増えたことです。
そして、アメリカ、キューバ、タイなど遠方に足を運ぶ人も増加しました。
因みに、フランスの次の大きなバカンスシーズンと言えば、11月の諸聖人の祝日を挟む連休です。
旅先として上がっているのが、1位リスボン、2位マラケシュ、3位ロンドン、4位テル・アヴィヴとなっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスから戻った。美味しいものを食べ過ぎたせいか、自宅のインテリジェント体重計が私を認識してくれなくなってしまった。で、『新ユーザーを登録するか?』と訊いてきた」
VDM(Vie de Merde)より
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