秋 [パリ]
久しぶりに東京の水がめと言われる荒川水系と利根川水系の貯水量をチェックしたら大変なことになっていました。
荒川水系が43%、利根川水系が60%!
こんな量で大丈夫なのか?と驚きながらもよく見ると、平年はそれぞれ45%と58%。
そんなもんかあ〜。ということは心配することもないってことですかね。
一ヶ月ほど前までは70%とか80%とかそんなもんだったような気がします。
この時期はいつもこんなに少ないなんて知らなかったあ〜。
それはさておき、パリは東京より季節が進んで、一足先に秋が来たようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
“風に揺れる小枝がカタカタ鳴って、白いドレスをまとった霧がやってくる・・・”。
フランシス・カブレルの歌。タイトルは「10月」。秋のパリに相応しい歌ですね。
すでに落ち葉が道路を覆い尽くしています。そして公園の木々の紅葉が始まっています。
散策する人たちはどうかといえば、もう秋の装いです。
「いい季節ですよ。枯葉がひらひらと舞って、空は灰色」と男性。
「夕べのひとときや家族のことなどをもう一度ゆっくり考えるというか、ちょっと回顧的な季節ですよね」と女性。
確かに、秋になるとなんとなく夕方の時間がクローズアップされて、急に家族が恋しくなったりしますね。
そして、秋をテーマにした歌を思わず口ずさんでしまうこともあります。
秋と言えば、なんといってもこの歌ですよねえ〜。「枯葉」。
ちょっとノスタルジックで物悲しい秋。それゆえ、肩を寄せ合って過ごしたくなる。
そして時間の流れも少し遅くなった感じもします。
「秋っていい季節ですかね?自分の歳を考えると、全くもっていい季節とは思えません。でも、色彩や詩となると、確かに秋はいい季節だと思いますよ」とおじさま。
秋の詩と言えばヴェルレーヌの「秋の歌」。
男性が暗唱してくれましたが、日本の学校の教科書にも出てきました。
そしてこちらの女性はバルバラの歌を口ずさんでくれました。
「Dis, quand reviendras-tu?(ねえ、いつ帰ってくるの)」という歌。やっぱりちょっと物悲しい。
しかし、秋は実りの時でもあります。美味しい野菜やフルーツがいっぱい。
パリの街角にはもう焼き栗屋さんが登場しました。焼き栗片手に散歩すれば深まる秋もまた楽しです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、フィアンセに詩を書いてプレゼントした。彼女のリアクションはといえば・・・『まあ、ステキ!リリーにお礼は言ったの?』リリーって?6歳になる僕の妹」
VDM(Vie de Merde)より
マチュー・アマルリック監督で、バルバラを題材として映画が公開されていますね。おもしろそうです。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-10-04 01:25)
ルコさん
劇中劇のようなものらしいですが、面白そうです。日本での公開はいつ頃でしょうねえ。
by carotte (2017-10-07 15:34)