音楽とワイン [フランスのワイン]
ノーベル平和賞を受賞したican、今年9月13日、ベルリンにあるアメリカ大使館の前でこんな活動をしていたようです→こちら。
ニュースによると若い人たちで作られた組織のようで、なんとなく希望が持てます。
これで一歩でも早く核兵器ゼロに近づくといいのですが・・・。
さて、ワイン造りが最盛期を迎えているフランスですが、なんと音楽で美味しいワインを作る試みが行われているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス南部の都市モンペリエにあるワイン農家の大きなワイン蔵。
今年はちょっと新しい試みに挑戦することになりました。
収穫を終えたブドウを圧搾して巨大なタンクに貯蔵し発酵させます。
この発酵しているブドウに音楽を聴かせる、というのが新しい試み。
24時間、一日の休みもなく音楽が流れ続けます。
なんと特殊なスピーカーを直接、タンクの中に入れてしまいます。
ワイン農家の方が説明してくれているようですが、なんのことやらさっぱりです。
要は、この音楽の響きが酵母菌を刺激してブドウに含まれている糖分をアルコールに変えてくれるのだとか。
そして全体にムラなく発酵が進むので上質の香りが生まれるそうです。
それにしても発酵中のブドウってドロドロというかドブトブというか、あまりきれいな感じじゃないですねえ〜。
それはさておき、サン=ルー鋭鋒の麓にあるこのブドウ園でも同じ試みに挑戦します。
「音楽は人間や馬などに影響を与え、病と闘う力になることも知られています。ということは、ワイン造りにも良い影響を与えてくれるのではないかと思うんです」とワイン農家の経営者ミレイユさん。
代々受け継がれてきた伝統のワイン造りに少し新しい技術を持ち込むことも大切なんじゃないかともおっしゃっています。
どちらも赤ワインで実験が行われるようですが、こちらのワイン蔵ではすでに2年前からロゼワインで実験が行われていました。
こちらは4カ月間ジャズを鳴らし続けたタンクのワイン。
一方、こちらは音楽なしのタンクのワイン。
全く同じブドウを使っているそうですが、見た目にもはっきりとその違いがわかります。
飲んでみるとさらに違いがはっきりするそうです。口の中に含んだ時の苦味が少ないとか。
音楽なんかで本当に違ってくるものなのか?と疑問に思っていましたが、どうも影響はあるらしい。
それに、音楽を聴かせて作ったワインというのも、ちょっとした話題になって売れそうな感じもします。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、離婚届けにサインをした後、ベッドに寝っ転がって頭を空っぽにしようと、何でもいいから適当に音楽をかけた。どこかで聞いたことのあるような・・・。結婚式の時の音楽が部屋中に鳴り響いていた」
VDM(Vie de Merde)より
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