フランスの食のお宝2 [フランスの郷土料理]
16日の月曜日、ブルターニュ地方の空が、うっすらとオレンジ色に染まったそうです。→こちら。
専門家によれば、アイルランドに接近していた嵐 “オフィーリア” の影響で、サハラ砂漠の砂がここまで運ばれてきたのだそうです。
セピア色の空は初めてだったようで、大気汚染か?と心配した人たちもたくさんいたとか。
それはさておき、フランスの郷土料理シリーズの二回目は、日本でもよく知られているキッシュ・ロレーヌを紹介します。
作ってくれる場所は、もちろんロレーヌ地方です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こんがり焼きあがったキッシュ・ロレーヌ。こちらもオレンジ色です。
パン屋さんで買うと電子レンジであっためてくれたことがありました。
やっぱり熱々をいただくのが美味しいですね。
これを作ってくれるのがこちらの女性二人。例のコンフレリーのメンバーだそうです。
まずは材料の調達から。
玉子、生クリーム、そしてベーコン。
「粗塩をすりこんでローリエの葉と一緒に24時間寝かせた後、燻製したベーコンです」とお肉屋さん。
手をかけて作られたベーコンのようです。
材料が揃ったところで料理開始!
玉子を溶いて、塩・コショウしたら生クリームを加え、最後にナツメグで香りをつけたらよく混ぜ合わせます。
次に生地を型に広げたら、フォークで穴を開けます。
そこに、細かく刻んだベーコンを置き、先ほど用意した玉子を投入。
ベーコンはあらかじめ火を通しておく人もいるとか。
これを200℃のオーブンに入れこんがりと焼き上げます。
ずいぶんとシンプルな料理ですね。焼きたてのホカホカを皆んなでいただきます。
500年以上も前から作られてきたキッシュ・ロレーヌ。薄くてカリカリっとしたのがその特徴だそうです。
「はじめはパン生地を使って作られていました。パンを焼く時に一緒に焼いていたんです」
今では様々な具を入れて作るようですが、本物は、玉子と生クリームとベーコンだけ。
それ以外はキッシュ・ロレーヌとは言わないそうです。
この辺りはワインの産地でもあります。
皆さんが飲んでいるのは今はやりのロゼ?それとも白ワインか?
コンフレリーのメダルが可愛いですね。そして男性は黒、女性は赤のお揃いのエプロンもあるようです。
Face Bookでの活動報告は→こちら。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が冗談でキッシュ・ロレーヌにフェーヴを隠したと言う。おかげで私の歯が欠けた」
VDM(Vie de Merde)より
キッシュを食べる機会はあまりないのですが、冬にキッシュってよさそうですね。
トランティニャンは俳優としても人間としても見事ですね。できれば100歳超えるまで演じてほしいのですが・・・。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-10-17 01:51)
RUKOさん
熱々を食べるのが美味しそうなので冬向きですね。わりに簡単な料理なので一度作ってみようかななんて思ってます。
この間のテレビ出演のときのトランティニャンは冗談なんか言って、いい感じでしたよ。いい具合に年を重ねた俳優さんですね。
by carotte (2017-10-18 16:38)