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SeaBubble [パリ]

 昨日紹介した動画のうち、後の方の動画が見られなかった方が大勢いらっしゃったかもしれません。

 WindowsのFirefoxでは埋め込んだ動画が出てきませんでした。

 でも、これなら見られるかもしれません→こちら

 France 3のFacebookのページです。悲劇の瞬間は、結構、迫力があります。

 あの樅の木はクレベール広場を飾ることはできませんでしたが、あのまま無駄になってしまうわけではなさそうです。

 さて、パリ市を流れるセーヌ川で、ある計画が進められていました。しかし、訳あって暗礁に乗り上げてしまったようです。

Paris_Paris.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年10月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 計画とは、これ。

 水上を飛びながら走るボートSeaBubble。セーヌ川をテスト走行した時の映像です。

 動力は電気。ものすごい音がしそうな気がしますが、静かなのがその特徴。

 そして、波を起こさず、CO2も出しません。時速は30キロと割に安全運転です。

 パリ市は水上タクシーとしての導入に肯定的だったようですが、結局、先送りとなってしまいました。

 というのも、この計画の発案者だったアランさんが断念してしまったからです。

 理由はドックの設置費用が高額だということ。さらに、他にも導入を阻む要因があるようです。

 「大きな障害は140年も前に作られた規則です。当時首相だったフレシネが、ペニッシュと呼ばれる運搬船のために定めた規則なんです。そこにスピードを限定する条項があり、残念ながらSeaBubbleはそれを守ることができません」とアランさん。

 ちなみにその規則によると時速12キロ以上で走行してはいけないことになっているそうです。

 セーヌ川を運搬船が頻繁に走る時代はとっくの昔に終わっているはずなのに、未だにその規則が生きていたとは・・・。

 川を有効利用することで首都の交通をスムーズにし、渋滞解消、大気汚染ゼロを実現したいパリ市にとってSeaBubbleは魅力的です。このままお蔵入りというわけにはいきません。

 「馬車から自動車に変わった時は法規もそれに合わせて変更しました。今回も現状に合わせて法規を改正しなくてなりません」とパリ市長の相談役セルジュさん。

 と言うことは近い将来、このSeaBubbleがセーヌ川を毎日走る日がやってくるということなのでしょうか?

 アランさん、とりあえずセーヌ川は諦めましたが、他に先駆者となってくれる都市を見つけていました。

 それはスイスのジュネーブ。来年の春にはレマン湖をこのSeaBubbleが走ることになっているそうです。

 ジュネーブではパリより先に導入できるとあって皆さん大喜びのようです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、同居人が部屋の電気代を払いたくないと言う。なぜかと言えば、私の友人が夕方やってきてパソコンを電気につないで充電していったからだ

VDM(Vie de Merde)より


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コメント 2

管理人

ヨーロッパって電気代が高額なんですか?
by 管理人 (2017-10-25 21:24) 

carotte

管理人さん
どうなんでしょうねえ。それほど高くはない気がしますが・・・。この同居人がケチなだけかも。
by carotte (2017-10-26 00:28) 

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