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パリの大時計 [パリ]

 昨日からヨーロッパは冬時間に変わりました。

 日本との時差は英国が9時間、欧州大陸諸国とは8時間となりました。

 具体的にどう冬時間に変わるかといえば、29日の午前3時が2時に後戻りすることで変更されます。つまりこの日は1日が1時間多くなる計算になります。

 本日はこの時間つながりで、数あるパリの大時計の中から2つを紹介します。

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2017年10月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まずはこちらの大時計から(青印)。パリの司法機関パレ・ドゥ・ジュスティス(パリ司法宮)にある大時計です。

 シテ島のオルロージュ通り(Quai de l’Horloge)(大時計通り)に面した建物の壁に取り付けてあります。

 パリで最も古い大時計だそうで、647年間もの長きにわたって時を刻んできました。

 15世紀、パリ市民のためにあった唯一の大時計です。

 そう言われて見ると、なんだかすごいものを見ているような気がします。中の作りはどうなっているのでしょう?

 こちらは建物の中にある司法官事務所。この壁のあたりが大時計のある場所です。

 壁の一部を開けるとたくさんの歯車が組み合わさって・・・と大掛かりな仕掛けを想像していたら、なんとも単純な作りになっていました。

 オンラインで接続されていて全自動で動いているそうです。

 パリにはこのような大時計が14,000個余りもあるそうですが、今日紹介するもう一つの大時計はパリ・リヨン駅の大時計です(赤印)。

 「この大時計はリヨン駅のエンブレムのような存在になっています」とフランス国鉄の技術者でリヨン駅の歴史に詳しいドゥニさん。

 「こんな風に塔の時計台のある駅はここだけなんです」

 5階まで上がり、更に170段の螺旋階段を上ると大時計のある場所にたどり着きます。

 塔の4面に全く同じ時計盤が取り付けてあります。直径は6.5メートル。

 「長い針が4メートルで32キロ、短い針が2.8メートルで26キロ。パリで一番大きな時計です。そして出来た当初は世界で二番目に大きな時計でした。残念ながらビッグベンに20センチ足りなかったんです」

 こちらは一応歯車が見えたりして仕掛けが少しはわかるような感じがします。

 しかしこちらも全自動。担当者が夏と冬にメンテナンスする以外は機械が自動で動かしてくれます。

 時計台の塔の上は眺めが良さそうです。地上から見たその姿はどっしりとしてパリ市民を見守っているかのようです。

 そして、通りから時計がよく見えるように、角度を斜めにずらして作られているそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、日曜日の朝8時に起きてきたら、ママが驚いて、時計と僕を並べて記念写真を撮った

VDM(Vie de Merde)より


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