地方の美味しいもの4 [フランスの郷土料理]
フランスの地方に伝わる美味しいものシリーズの第四回目は、南部の都市トゥルーズ生まれのソーセージです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月2日に放送)
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この地方の伝統の料理がこれ。
付け合わせのどろっとしたものは白いんげん豆の煮込み。メインはトゥルーズのソーセージです。
とは言っても、ソーセージには、白いお髭のアンドレさんのひと工夫が加わっています。ソースをかけたら完成。
アンドレさん、この地方の加工肉・惣菜店が加盟する全国組織の議長さんらしい。愛称は “ムスターシュ” (口ひげ)。
加工肉業を営む友人と “トゥルーズのソーセージ“ を商標登録したそうです。
それではその作り方を最初から見せてもらいましょう。
材料はもちろん豚肉。この地方で育てられた豚の肉を使います。
肉の塊を適当な大きさに切り分けます。味付けは塩とコショウだけ。これをミンチにかけ腸詰にしたらソーセージの出来上がりです。
次は付け合わせの準備。白いんげん豆を水につけます。これを煮込むのですが、そのためにはスープが必要です。
ここからは、アンドレさんの奥様やお友達が手伝ってくれます。
材料は、玉ねぎ、人参、セロリ。それぞれざく切りにしたら鍋に入れ、豚肉の煮汁を加え火をつけます。
そこに白いんげん豆を入れて2時間半ほど煮込みます。煮込んだものがこれ。とろりと柔らかくなった豆をつぶします。
一方、ソーセージはフライパンで焼きます。だいたい20分ほどで火が通るそうです。
フランソワさんは屋外で焼いたソーセージがお好みらしい。
「火で焼くのが好きですね。煙が出るからさらに美味しさが増します」
ソーセージが焼けたらいよいよお皿に盛り付け。
長〜いソセージを切り分けたら、ライスペーパーで包みます。これがアンドレさんのひと工夫。
これをオーブンで焼き周りをパリパリっとさせます。
「白いんげん豆がとろっとして美味しいのがまたいいんですよ。ソーセージによく合います」とアンドレさんの奥様。
トゥルーズのソーセージはスーパーでもよく売っていて、フランスにいた頃よく食べました。
パックに2〜4本入っていてラベルにToulouseと書いてありました。それで、ああ、これはトゥルーズ名産のソーセージなんだあと思ってました。
塩とコショウだけの味付けとは思えないくらいに美味しいソーセージでした。
そのまま焼いて食べていましたが、パリパリのライスペーパーで包んで食べるのも面白いですね。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パパがバーベキューの火を起こすのに家のドライヤーを使った。おかげで、髪を乾かすのに使うたびにソーセージの匂いがする
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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