クリスマスマーケット [トピックニュース]
フランスでは、今日11月11日は第一次世界大戦の終戦記念日です。
日本では記念日にもならない大戦ですが、欧州では大変な数の犠牲者を出した悲惨な戦争として記憶されているようです。
フランスを旅していると、その記念碑をあちこちで見ることができます。
昨日は、マクロン仏大統領とシュタインマイアー独大統領が、フランス東部アルザス地方のヴォージュ山脈にあるアルトゥマンスウィコフ山(Hartmannswillerkopt)に作られたHistorialという記念館のオープン式典に出席しました。
ここはかつてフランス軍とドイツ軍が激しく戦った場所だそうです。
思えば、第一次世界大戦終結後、敗戦したドイツは莫大な賠償金を背負ったのでした。
それはさて置き、この時期、アルザス地方と言えばクリスマスマーケット。
500年近く前から続いているというストラスブールのクリスマスマーケットは、今年は11月24日から12月30日まで開催されます。
クレベール広場の大きなクリスマスツリーも間もなく完成するはず・・・などと言っていたら、なんと、あの2本目の樅の木にヒビが入ったとか!
なんかちょっと呪われてませんかね。市長さんの話によると、3本目と取り替えなくてはならないらしいです。
どうか無事に美しいクリスマスツリーになってくれることを祈ります。
ちょっと脱線してしまいましたが、本日はクリスマスマーケットについてのお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2017年11月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クリスマスマーケットの起源は一体どこにあるんでしょうか?
どうやらオーストリアらしい。約700年前にウィーンで世界最初のマーケットが開催されたそうです。
フランスで初めて開催されたのが1570年、ストラスブールでのことでした。
そして現在、アルザス地方で開催されるクリスマスマーケットの数は200にものぼります。
では、このマーケットではどんなものが売られているのでしょう?
当然、クリスマスの飾りやお菓子などクリスマスに因んだもののはずですが、今では洋服、おもちゃ、食べ物など様々なものが売られています。普通の市場化してますねえ。
そのため、開催地によってはそれなりの規制を設けているところもあるそうです。
例えば、ストラスブールではチュロスを売ってはいけないことになっているそうです。
その理由はストラスブールとはかけ離れたスペインの食べ物だから。ああ、なるほどね。
一方、クリスマスマーケットを訪れる人の数は約2700万人。
この方々が落として行くお金は年間9億ユーロ!これは儲かりますね!
とは言っても、マーケットを開催するための用地に費用がかかります。だいたい一会場あたり10,000ユーロ。
考えてみると去年のストラスブールのクリスマスマーケットは厳戒体制で開催されていました。警備費なども加えるとそれなりの費用が発生しますね。
テロの脅威はまだまだ続いてますから、今年も厳重警戒で開催されるのでしょうね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ショッピングセンターでサンタクロースをやっていた。何時間も座りっぱなしで立ち上がった途端、具合が悪くなり子供たちの前でぶっ倒れ、救急隊の担架に乗せられ運ばれた。ずっとサンタクロースの衣装のままで・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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