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週末はディナンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はベルギーのワロン地方にある中世の面影を残す町ディナン(Dinant)を旅します。

 パリからはブリュッセル経由の列車で3時間半弱。ちょっと遠回りかなと思ったのですが、車だとさらに10分ほど時間がかかります。

 それでは町の観光に出発!

Belguium_Dinant.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月4日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 岩山がせり出したすごい地形。町を流れるのはムーズ川。フランスのル・シャトゥレ=シュル=ムーズ村にその源泉があり、ベルギー、オランダを流れて北海に注いでいます。その川岸にできた町がディナンです。

 こうしてみるとまさに渓谷にできた町だということがよくわかります。

 今回の旅人はこの方、フランソワさんです。

 まずはロープウェイに乗って岩山の上にある城砦を見物しましょう(青印)。

 「ディナンはこの地域の軍事的要所だったんです。ここからならすべてを把握することができました」と城塞のオーナー。

 城砦と第一次世界大戦の記念館を見学するのに約2時間ほどかかるそうです。

 この城砦の崖下にあるのがノートル=ダム教会です(赤印)。

 12世紀に建てられたゴシック様式の教会には16世紀に作られたバロック様式の鐘楼がのっかっています。この教会に詳しいクリスチャンさんが案内してくれます。

 「ランスやイル=ドゥ=フランスで作られた教会の流れを汲んでいます。そして800年にわたるディナンの波乱の歴史を見てきた教会です」

 ドローンのおかげでてっぺんの鐘楼もこんな近くで見ることができます。

 「この鐘楼はもともと橋の上に設置されるはずだったのです。しかし橋が重さに耐えられないことがわかり、それならと教会の上に設置されたのです」

 その当時は、下品だ!と悪評だったそうです。

 さて、お腹がすいてきたところで、ディナンのグルメをいただくことにしましょう。やってきたのはレストランChez Bouboule(オレンジ印)。

 何をいただくかと言えば・・・ムール貝です。フランスで見るのとはまた違ったムール貝料理。ここでは100年の歴史ある料理だそうです。白ワインで乾杯!

 さて、ディナンと言えば、サクソフォンの発明者アドルフ・サックスの故郷としても知られています。

 こちらのブロンズ像がそのサックスさん。その後ろにあるのが生家La Maison de Monsieur Sax(こげ茶印)。今は博物館になっています。

 「2つの意味でディナンを象徴するものと言えます。一つはサックスを発明した人がディナン出身だったということ。そしてもう一つは昔からここで製造されてきた真鍮を使った楽器だということです」と博物館の方。

 後ろの壁に並んでいたのは開発途上のサックス?

 町のシンボルとなったサクソフォンは様々な形で目を楽しませてくれます。

 次はちょと変わったところへ行ってみましょう。ここはMaison de la pataphonie(緑印)。見たこともないような楽器を体験してみましょう。白い楽器は水に沈めると音が出ます。楽しそうですね。

 変わった楽器で楽しんだ後は、そろそろ今晩の宿River Lodge Hotelへと向かいましょう(黄緑印)。

 ディナンから車で25分ほどのところにあるホテルです。客室は4室。それぞれに趣向を凝らしてあります。

 この部屋はカラハリ砂漠をイメージしてあるとか。びっくりですね。でも安眠できるか疑問・・・。

 さて翌日は、朝食用に名物のクッキー、クック・ドゥ・ディナン(Couques de Dinant)を買いにパン屋さん兼お菓子屋さんのCouques Collardへ(紫印)。

 クック・ドゥ・ディナンとは、ハチミツと小麦粉で作られたクッキー。かなり硬いらしい。

 この日作ってくれたのは、サンタクロースのモデルになったセント・ニコラスの形をしています。

 固〜いクッキーを食べながら向かった先は、元石切り場だった岩山の上。ヘルメットをかぶって飛び降ります。バンジージャンプ!

 頭からじゃないから “もどき” でしょうか?それにしても怖い [がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

 さて、今回の旅の費用は、城砦見学が8,50ユーロ、ムール貝が20ユーロ、変わった楽器の博物館が6ユーロ、宿泊代が120ユーロ(高い!)、クックが6ユーロ、バンジージャンプが20ユーロ、締めて180.50ユーロ(約24,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、秘書が、Eメールを送るのは他の送り方に比べて高くつくか?と聞いてきた。呆然としている僕を見て秘書はさらに続けた。『つまり、ベルギーにEメールを送る場合のことです』

VDM(Vie de Merde)より


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