342歳のワイン [トピックニュース]
三本目の樅の木がストラスブールのクレベール広場に無事到着したそうです。その時の写真が→こちら。
これから根元をコンクリートで固め、枝振りなどを整えてからデコレーションの作業に取り掛かり、24日に点灯式が行われる予定です。
三本目の樅の木の高さは28メートル、樹齢は約60年ほど。今度こそ大丈夫ですよね。
さて、ボジョレヌーヴォーの解禁日(16日の木曜日)が近づいてきました。
今年も美味しいワインに仕上がっているとか。今年作ったばかりのワインをあまり熟成させず新鮮な時に飲んでしまうのがボジョレヌーヴォー。
一方、フランスのとあるバーでは、18世紀の難破船から見つかった古〜いワインを飲ませてくれるそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2017年11月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
額縁のワインクーラー(?)に収められているのがそのワイン。
ここはトゥルーズにあるワインバーNo.5 Wine Bar。
オーナーのトマさんがクーラーの中から取り出してくれました。珍しい形のワインボトルです。
このワインが造られたのは17世紀のマデイラ諸島。モロッコ沖の北大西洋に位置するポルトガル領の諸島です。
火山岩と太陽の光の中で育ったブドウから造られたワインです。
「これがお宝です。342年の歴史あるワインですよ」とトマさん。
すごいですけど、こんな高いところにおいて保管するなんてちょっとどうなのよ。落っことして割れでもしたら大損ですよ。
このワイン、1732年春、オランダ沖の海に沈没したフリゲート艦に積み込まれていたそうです。
沈没から150年後に潜水夫らによって発見され、海洋博物館に収められていました。
「マリー=アントワネットが断頭台で命を落とした時、このワインはすでに114歳になっていたんです。そして時間とともに変化しながら今でも生きているんです」とトマさん。
とは言うものの、味がどんなだか気になります。飲める代物なんでしょうか?
「このワインを発見して飲んだ人の話によれば、糖分が豊富で、カラメリゼされ、バターの香りもするとのことです」とトマさん。
トマさん、一体いくらでこのワインを仕入れてきたのか?
お店ではグラス一杯7,000ユーロ(約92万円!)で出しているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして毎日、ワインバーで働いている。新人のウェイトレスにパナシェの作り方を教えた。そして今日、お客がロゼのシャンパンを注文した。すると彼女は僕に相談するわけでもなく、ささっとロゼワインとシャンパンを混ぜて出した
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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