サヴォワ地方のお城2 [ローヌ=アルプ地方]
昨日の東京の朝は寒かったですねえ。出かけるときは厚手のコートにマフラーぐるぐる巻きでした。
この寒さ、しばらく続くようです。風邪をひかないように気をつけなくては!
さてシリーズの二回目は、アヌシー湖から2〜30キロ南に下ったサン=ピエール=ダルビニー村(Saint-Pierre-d’Albigny)にあるミオラン城(Château de Miolans)を訪ねます。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月31日に生放送)(動画が出てこない場合は→こちらをクリック)
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小規模の要塞都市のような姿をしたミオラン城。見晴らしのいいところに作られています。
ここに最初の城が築かれたのは11世紀のことでした。改築・増築を重ねてこの姿になりました。
16世紀には牢獄になったこともあったそうです。
重い扉がギシギシ言いながら開きました。ここに罪人たちが収監されていたのでしょうか?
さて、こちらの恰幅のいい男性が現在の城主であるステファヌさん。
ステファヌさんの一族がこの城を手に入れたのが1869年。以来、変わらず同じ一族で継承されてきました。
お城の裏山はものすごい岩山。インスタ映えする風景とはこのことか。
お城の塔の高さは105メートル。
「後ろに見えるのがモンブランです。この風景を眺めていると不思議な気分になります。10世紀にわたる歴史が続いている間、この城はずっとここにありました。目の前の風景は多少変わっているかもしれませんが、昔の人も同じようにこの風景を眺めたんでしょう」とステファヌさん。
食堂ではお食事中?外見は寒々としたお城でもここは日差しが入って暖かそうです。
どうやらお城の一部は家族の住居になっているようです。
ミオラン城は19世紀に大々的に修復工事が行われました。ここは応接間でしょうか?
「あの壁に飾られている肖像画は私の曾祖母です。向かいの壁にはその息子の肖像画があります。つまり私の祖父に当たります」
お城の中庭に出てみましょう。ここには200種類もの植物が植えられています。香りもそれと同じ数だけあるそうです。
「ここは騒音もなく大変静かです。長い歴史を持つお城の中で穏やかに暮らすことができます」とステファヌさん。
「ここは渓谷を見渡せる高いところにあるので、バビロンの空中庭園を思い起こさせます」と庭師のフィリップさん。
このお城に魅せられた歴史家もいます。
「ここは地下防衛室です。敵が城に侵入できないように、ここで攻撃します」と歴史家。
16世紀には国の監獄として利用されました。政治犯や魔女とされた女性たち、さらにサド侯爵のような自由思想家などが収監されたそうです。
「囚人の社会的地位によって監獄での暮らし向きは違っていました。お金持ちほど良い環境の中で過ごすことができたのです」
中世のお城にふさわしいこの眺め。
「私は子供の頃からこの城に慣れ親しんでいます。よく両親と一緒に見学に来ました。あちこち見て回って遊んでいました」と歴史家のセドリックさん。
見学者の数は年間で1万人ほど。見ごたえのありそうなお城でした。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、息子に芝を刈るように頼んだ。おかげで今年の菜園のネギは全滅だ
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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