30ユーロで晩ご飯1 [お料理実践編]
ラグビー日本、もう少しでフランスから一勝をもぎ取るところでした。残念!
一方、フランスチームは、連敗続きだったところに格下の日本と引き分けになってガックリ。
勝ちたかったし、勝てると思ったんでしょうねえ〜。
でも、見くびってもらっちゃあ困ります。ラグビー日本、そう簡単には負けませんよ〜。
それはさておき、毎週日曜日は週末旅を紹介していますが、TF1がさらに新しいシリーズを始めたので、毎週月曜日にそのシリーズを紹介することにしました。
どんな内容かといえば、30ユーロで4人分のディナーを作っちゃおう!というもの。
30ユーロは日本円で大体4,000円ほど。最近はユーロ高でちょっと高くなっていますが、昔だったら3,000円くらいですね。
前菜、メイン、デザートというフルの晩ご飯を、プロからアマチュアまで様々な人が作ってくれます。
季節を少しさかのぼりますが、今日は9月2日に放送された第一回目を紹介します。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス中部クレルモン=フェランの市場。
こちらのトマさんが今日の晩ご飯を作ってくれます。
トマさんはクレルモン=フェランの郊外にあるHôtel Le Commerceの若きシェフ。
30ユーロをお渡しして材料を揃えてもらいましょう。
まず手に取ったのがニンジンひと束。前菜に “ニンジンのカプチーノ” という料理を作ってくれるらしい。
そしてメインの料理に必要なのがトマト400グラム。さらにピーマンも。
「キュッと締まってて、ツヤがあって、重いのがいいんです。その方が厚みがあってジューシーですからね」とシェフ。
野菜は全部で5ユーロ。その他に玉ねぎとハーブが3ユーロ。となると残りは22ユーロ。
次に訪ねたのがお肉屋さん。ここで鶏の骨つきもも肉を4つ購入。値段は11ユーロ。
最後にデザート用の洋梨4つを買って、残り8ユーロ。
この8ユーロで諸々必要な小物を揃えました。
さあ、いよいよ調理開始です。
まずは紫玉ねぎの皮をむいてざく切りに。
「目にしみるぅ〜」とリポーターさん。
「おいしい証拠ですよ」とシェフ。
リポーターさんが野菜と格闘している間にシェフがもも肉の周りを炒めます。
もも肉をいったん取り出し、そこにざく切りにした玉ねぎ、ピーマン、トマトを入れて炒めます。
ここに先ほどのもも肉を加えて180℃のオーブンに1時間半入れます。
その間に前菜を作ります。輪切りにしたニンジンをチキンスープ(+みじん切りの玉ねぎ等々)で煮て生クリームを加え、ミキサーにかけます。
洋梨はお皿に盛るときのことを考えてあらかじめ底を平らに切っておきます。これをシロップで数分間コトコト煮ます。柔らかくなったら出来上がりです。
こうしてできたのが今日の晩ご飯。
念のため、グラスに入っているのがニンジンのカプチーノ(cappuccino de carottes)。
30ユーロ以内で、これだけ豪華なディナーが食べられます。
ワインをご所望の方は自腹でどうぞ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーで床に落ちた玉ねぎの袋を拾っていると、そばにいた女性客が言った。『まあ、放っておきなさい。そんなことは “召使い” にやらせとけばいいのよ』ええ、わかってますよ。その “召使い” とやらは私なんですから」
VDM(Vie de Merde)より
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