30ユーロで晩ご飯2 [お料理実践編]
月曜日は、恒例の「30ユーロで晩ご飯」です。
先週が第一回目で今回は二回目になります。
フランス各地を巡って、プロの料理人を含む様々な人に、30ユーロ(約4,000円)を渡して、4人分のディナー(前菜+メイン+デザート)を作ってもらうというシリーズです。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月16日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランス・バスク地方の海岸にあるリゾート地サン=ジャン=ドゥ=リュズ(Saint-Jean-de-Luze)。
「ここには海も山もあります。料理について思考錯誤した後は、こうやって散策したりサーフィンをしたりするんです」と料理人のファブリスさん。
ファブリスさん、ホテル付きレストランLa Réserveのシェフでありサーファーでもあるそうです。
ちょっと料理人には見えないなと思っていたら、そういうわけだったんですね。
さて、リポーターさんと一緒に30ユーロを手に魚市場にやってきました。メインは魚料理になるようです。
新鮮で美味しくて、あまり高くない魚ということで、魚屋さんが勧めてくれたのがこの魚、カツオです。一尾10ユーロ。
次に向かったのがチーズ屋さん。バスク地方の夏山で育った羊の乳からつくられた香りの強いフロマージュ・デスティブを購入。予算の関係上、少々薄め。これで4ユーロ。
次は野菜。メイン料理の付け合わせを何にするか?
あれこれ見た後に、ズッキーニとセープ茸に決定。これが5ユーロで残りは11ユーロ。
最後に、フレッシュチーズ、りんご、イチジク、ハーブを買ったら、1ユーロが残りました。
「二人で山分けしましょうか(笑)」とシェフ。
この人、やっぱり料理人に見えない!
いよいよ厨房で調理開始。まずはセープ茸の汚れを取り除きスライスしておきます。茹でた卵の黄身とフレッシュチーズをみじん切りにしてオリーブ油と混ぜ合わせ白身に詰め込みます。
カツオはズッキーニと一緒に天板で焼きます。そして羊のチーズをおろしてカツオの上に振りかけ、15分ほど焼きます。焼くのは片面だけのようです。
最後はデザート。フレッシュチーズ、フルーツ、板状のメレンゲをお皿に盛ったら、最後にエスプレットの唐辛子を振り掛けます。これで出来上がり。
最初に作った前菜はこんな仕上がりになりました。名付けて、セープ茸のミモザ。
メインはカツオとズッキーニの鉄板焼き。デザートは、フレッシュ・フルーツ・サラダと羊のチーズ。
バスク地方の味がいっぱい詰まった料理になりました。
ファブリスさん、やっぱりプロの料理人でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、高校生の息子に、家事を手伝ってくれるなら貸した30ユーロは帳消しにしてあげると言ったら、息子がお金で返したいと言った」
VDM(Vie de Merde)より
計算高いと言うべきか、怠け者と言うべきか?
by 管理人 (2017-12-04 20:37)
管理人さん
なんともねえ〜。
家事は面倒臭いから嫌なんでしょうかねえ。
by carotte (2017-12-06 15:03)