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プラルド [フランスのグルメ]

 東京は、また一段と寒くなりました。

 風邪はひきたくないので厚手のセーターを着込みました。さすがにあったかい。

 予報によれば、今年は例年と同じか、それより寒いそうです。

 あまり寒くならない事を祈ります。

 さて、本日のタイトルの「プラルド」とは何か?

 鶏を肥満させたのがプラルド(poularde)です。


Paris_Tartas.jpg

 

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはフランス南西部のランド県にある農場。

 飼われているのが鶏。その数1900羽。

 6か月間、栄養たっぷりのエサを食べて過ごします。

 クリスマスの時期になると体重が2キロ半まで増えて、ちょうどいいくらいの肥満体になるそうです。

 そして立派なプラルドになって出荷されます。

 「プラルドはだいぶ前から生産されるようになりました。小ぶりの鶏ですが、お祝いのご馳走として育てられています。シャポンよりはずっと小さい鶏です」と農場主。

 そういえば、シャポンという立派な鶏も年末になるとフランスの市場に登場します。

 プラルドはシャポンより小さいようですが味はよく似ているそうです。

 こちらのお宅で、そのプラルドを調理してくれました。

 材料は、フォワグラ、アンズ茸、アンディヴ(日本ではベルギーチコリ)、甘くないケーキ。

 まずはプラルドを茹でます。

 「熱いお湯で10分ほど茹でます」と女性。

 次は骨を全部取り外します。この作業は大切だそうです。

 すべての骨を取り外したら、アンズ茸、煮たアンディヴ、ケーキ、フォワグラをのせ糸で閉じます。

 こんな時のために専用の器具まであるようです。これなら楽らくで縫えますね。

 美味しいもののいっぱい詰まった鶏のお腹を閉じたら鍋に入れ、鍋ごと200℃のオーブンに入れます。

 それから待つ事1時間から1時間半。

 おいしそうな鶏の詰めもの料理が出来上がりました。

 またまた専用の器具が登場です。ガシッと鶏を抑えてナイフでスライスしていきます。

 これは美味しそうですね。赤ワインをお供にいただきます。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、学食で働いている。女学生がやってきて、自分は太らないように気をつけているのに、ここにはダイエットタイプの炭酸飲料がないと文句を言った。そして、大きなフライドチキン2切れに山盛りのフライドポテトを注文した

VDM(Vie de Merde)より



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コメント 2

nicolas

どうやって食べるのかなーと思ったら、
パテのように切り分けるんですね。
しかし、工程はまるでオペする医師ですね!(笑)
切り分ける際のデッカイクリップみたいなのも、
ちょっと珍しくて面白かったです。
by nicolas (2017-12-09 16:18) 

carotte

nicolas
切って要らないものを取り除いて縫い合わせるって、やっぱり外科手術ですよねえ〜。ああいう料理に合うような便利な道具も出てきてなるほどと思わせてくれました。

by carotte (2017-12-10 13:58) 

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