ナポリピッツァ登録 [イタリア]
先日、買い物のついでに、梅で知られる近くの公園を通ったら、梅の枝に極小さな花の芽のようなものがたくさん出ているのに気がつきました。
どう考えても、あの小さな芽が成長すれば花になるとしか思えません。
考えてみれば、早い木ならあと1ヶ月もしたら花が咲き始める頃です。梅って人知れず成長してるんですねえ〜。
それはともかくとして、本日はピッツァのお話です。
あのナポリピッツァがユネスコの世界遺産の仲間入りを果たしたそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月16日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
そうそう、ピッツァと言えばこの空中回し。すご〜い。
「こうやると空気が抜けて生地が均等になるんです。綿棒でゴロゴロなんて論外。DJみたいに回すこともしません。ナポリピッツァはこうやって叩くんです」とピッツァイオーロ(ピザ回し職人)のパウロさん。
トマトソース、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズ、バジルをのせたらオリーブ油をさっとふりかけ、かまどに入れるのは1分から1分半。
こうしてできたのがマルゲリータです。ああ、美味しそう〜。
「ナポリピッツァはちゃんとした規則があって作られるんです。周りはカリカリで真ん中は柔らかくなくてはいけない。誰かに、他のピッツァはどう思う?と聞かれたことがあったけど、そのピッツァは単にお腹を一杯にするだけのピッツァだよって答えたよ」とパウロさん。
このピッツァイオーロの技術と共にナポリピッツァが世界遺産に登録されたため、街はお祭り騒ぎ。
ピッツァを持って通りを練り歩く三人の男性。真ん中の人が持っているのは何???持ち運び用の鍋なのか?
「世界遺産になって嬉しいよ。ナポリ人が世界でさらに力を発揮できるようになるからね」と男性。
「ちょっと遅すぎたくらいだね。昨日今日できたピッツァじゃないんだから」と別の男性。
有名になる前のピッツァはこんな風に露店で売られていました。
四つにたたんで紙に包んだのを皆さん食べています。当時は、貧しい人たちの食べ物だったそうです。
「大昔からこうやって食べてたんだよ。昔は朝食としても食べられてたしね。それに安かった。0.05か0.10ユーロくらいしかしない。だから貧乏な人でも食べられたのさ」とお店の方。
それにしてもすごい騒ぎ。ユネスコの世界遺産になったというだけで飲めや歌えの大騒ぎ。
登録が認められてほんと良かったですね。おめでとうございます!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、恐ろしい幻想を抱いていたことを知った。というのも、夫も子供たちも20年以上も前から私の手作りピッツァが好きじゃなかったことが判明。彼らの間では、しかめっ面をしないで食べられたものには飴玉のご褒美が与えられるという協定があるそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
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