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週末はアントワープで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はベルギーの都市アントワープ(アントウェルペン)を旅します。

 パリからは高速列車で2時間。冬のフランドル地方の都市はどんなところでしょう?

 いざ出発!

Belguium_Antwerpen.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ギルドハウスや市庁舎に囲まれた広場グローテ・マルクト(青印)。街の中心です。

 観光客が記念写真を撮っているのはブラボーの記念碑。

 今回の観光の足は、これ、レンタサイクルです。事前に予約しておけば最初の30分は無料で乗れます。

 アントワープの人口は約50万人。ベルギーではブリュッセルの次に大きな都市です。

 古い町並みの続く通りを抜けて辿り着いたのは聖母大聖堂(赤印)。鐘楼が街の空の一番高いところにそびえ立っています。6ユーロ払って中を見学してみましょう。

 ここにはアントワープ出身の巨匠ルーベンスの作品4点が展示してあります。映像に登場したのは、それぞれ「キリスト昇架」と「キリスト降架」。

 次に訪ねたのは、この近代的な建物。ミュージアムMAS(緑印)。ここでは世界で5番目に大きな港町として発展してきたアントワープの歴史を知ることができます。

 そして、最上階の展望台からは360度の街の眺めを楽しむことができます。

 このミュージアムに来ればアントワープの全てがわかるという仕掛けになっているようです。

 様々な貨物が出入りする大きな港を持つこの街は、ダイヤモンドの取引でも知られています。

 そして通りには宝石店が並びます。そんなお店の一つVan der Verkenに入ってみましょう(黄印)。

 「ここには600〜700ユーロのものから、100カラット以上の高価なものまであらゆるダイヤモンドがあります」と店のオーナー。

 この界隈には1700点ものダイヤモンド売買業者が集まっているそうです。世界のダイヤモンド取引の84%がアントワープ経由で行われており、その取引高は年間で480億ユーロにもなります。

 その業者の一つが取材に応じてくれました。それぞれ色と大きさが違っているのを見せてくれました。

 なんだかダイヤモンドというだけでドキドキしてきます。そのせいかお腹がすいてきました。

 夕日の沈む港の見える船の形のレストランRASで夕食をいただきます(オレンジ印)。お店のスペシャリテはエビのクロケット。付け合わせは、もちろんフライドポテト。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿TRY by Wyndham Antwerpへと向かいましょう(黄緑印)。お部屋はポップな作り、ですが、壁には名作の複製画がドカンと描かれていました。なんだか少々落ち着かないかも。

 翌朝は、朝食代わりにチョコレートをいただきましょう。何しろベルギーといえばチョコレート。ここでチョコを食べない手はありません。

 訪ねたお店がここ、THE CHOCOLATE LINE(こげ茶印)。ここでは一味違うチョコを味わうことができます。

 それは様々なカカオの香りを楽しむこと。この器具、チョコレートシューターというものらしい。どうも直接カカオの粉を鼻に噴射するようです。

 「強烈ですね!(涙+笑)」と旅人。

 食べるためのチョコレートはポケットにしまって、次は地下道を歩きます(黒印)。この地下道、1930年代に作られました。川の下を通っているそうです。エスカレーターもすごいですね!

 さて、そろそろ帰る時間になりました。ここはアントワープの駅(紫印)。ただの駅ではありません。「鉄道の大聖堂」とも呼ばれ世界で最も美しい駅と言われています。(詳しくは以前の記事を→こちら

 さて今回の旅の費用は、レンタサイクルが無料、大聖堂の見学料が6ユーロ、ミュージアムMASが10ユーロ、食事代が31.80ユーロ、宿泊代が105.39、チョコレートが4.18ユーロ、ダイヤモンドが・・・なし、締めて157.37ユーロ(約20,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、女子だけの週末旅に出かけることになった。彼が私の荷物を持って駅まで送ってくれた。ドアが閉まって『じゃあ、またね』と言いながら彼を見たら、私のリュックを背負ったままだった・・・


VDM(Vie de Merde)より


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