新型の広告 [トピックニュース]
昨日紹介した番組では、プロヴァンスの伝統に則って信者の皆さんがキリストの誕生を祝っていましたが、キリストって本当に12月25日に生まれたの???
正確にはいつ生まれたかはわからないのだそうです。それに、12月25日ではない可能性が高いとか。
そりゃそうですよね、2000年以上も前の話で、確かな証拠がどこにもない。聖遺物などと言ってもインチキそうなものばかりでどことなく疑わしい。
それならどうして12月25日になっちゃったんでしょう?
西暦330年頃のローマがそのルーツらしい。
当時、ローマ皇帝アウレリアヌスが太陽神をローマ帝国の守護聖人とし、12月25日(冬至)をその誕生の日としたのが始まりと言われています。
それから半世紀ほどしてこの祝日は禁止となり、その代わりにキリスト教の祝日、つまりキリスト誕生の日になったのだそうです。
それから時が流れ、ツリー、サンタクロース、贈り物やらがくっ付いて、今のようなクリスマスになったんでしょうね。
そんなクリスマスも終わって、あまりありがたくないプレゼントをオークションに出したり、別のものと交換するなど、恒例の “あと始末” が始まったそうです。
それはさて置き、フランスでは新型の広告が登場したそうです。それは・・・

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
屋外の広告といえば看板とかポスターが主流ですが、新型の広告は足の下、つまり道路に描かれています。
ここはフランス西部の都市ナント。ジャン=バティストさんが道路に描いているのは広告です。描くといっても型抜き。
2010年くらいからこの広告を利用する企業は徐々に増えて、今では数百社に達しているそうです。
どうもペンキで塗るのではなく、高速で水を噴射して地面の汚れを取ることで広告が浮き上がるようになってるようです。
これなら環境問題もクリア。正式に市の許可を取って行われているそうです。
他にも、リヨンとボルドーで試験的に実施されているとか。
「歩く時はこうやって周りを見ながら歩いてますからねえ、下はあまり見ないかもしれませんよ」と子連れのお父さん。
「立ち止まって見るなんてことしませんし、最近は皆、スマホを見ながら歩いてますから、あまり視覚に入ってこないんじゃないですか?」と女性。
「効果的だと思いますよ。ついつい見ちゃいますからね」と別の女性。
こんな小さい広告もあります。規則では、サイズは2.5㎡以下、広告と広告の間は80メートル以上空けることになっています。
「他の広告に比べたら省エネだし、ギラギラと目立たないからいいと思いますけど」と女性。
とは言っても、中にはカラフルなペンキのもあるようです。だた、どれも生分解されて自然に戻るような素材を使っているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、駐車場に停めていた車に戻ると、ワイパーに広告が挟んであった。『廃車ならフィリップ・スクラップ社にご連絡を!』と書いてあった。他にも車が止まっていたけど、広告が挟んであったのは僕の車だけだった」
VDM(Vie de Merde)より
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