さよなら銀幕のスター [トピックニュース]
昨日は年賀状を印刷するのに少々手こずりました。
近頃では印刷、特にカラー印刷なんて滅多にやらないので、あの高〜いインクを買うのはバカらしい、白黒のインクだけを買って印刷し、あとはカラーシールを貼って少し賑やかな年賀状にすればいいやと思っていたら、この白黒で印刷するというのがなかなかできないのでして・・・。
1時間ほどガチャガチャやって諦めかけた時にどうにか印刷できました。
空になったカラーインクのカートリッジを取り除いてはいけない、カートリッジの設定をブラックのみにする、紙は普通紙でなくてはならない、その他どうのこうのと、めちゃくちゃ面倒な設定を要求された挙句に、真っ白な紙しか出てこず、本当にキレそうでした。
何が何でも高いインクを買わせようとしているとしか思えません!
夜になってフランスのTV局のサイトを見ていたら、そのインクの問題でプリンターメーカーが訴えられているというニュースを見つけました。
訴えによると、インクが残っているにもかかわらず、インクを買わせるために印刷ができないようにプログラムするのは不当だ!ということらしい。
こういう手口は「計画的陳腐化」と言って、ウィキペディアによると「製品の寿命を人為的に短縮する仕組みを製造段階で組み込んだり、新製品を市場に投入するにあたって、旧製品が陳腐化するように計画すること」だそうです。
訴えられているのは複数のプリンターメーカーで日本の会社も含まれています。訴訟の行方が気になります。
さて、あと三日で2017年ともお別れ。この時期になるとこの一年を振り返ることが多くなります。
そこで今日は、今年亡くなったフランスの俳優さんたちを振り返ってみることにしました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずは、この方、ジャンヌ・モロー。
1962年にヒットしたトリュフォー監督作「突然炎のごとく」のワンシーン。
その他、ルイ・マル、ブニュエル、オーソン・ウェルズ等々、130本を超える映画に出演しました。
そして、女性で初めてフランス王立絵画・彫刻アカデミーのメンバーに選べました。
亡くなったのは今年の7月31日のことでした。享年89歳。
次はミレイユ・ダルク。1960年代から70年代にかけて映画で活躍しました。
ミレイユ・ダルクと言えばこのシーン。きゃあ〜、かっこいい。残念ながら日本では公開されなかったようです。
ミレイユ・ダルクはアラン・ドロンのパートナーだったことも知られています。亡くなったのは8月28日、79歳でした。
そして、10月9日に87歳で亡くなったのがジャン・ロシュフォール。
フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞を3度受賞した演技派。コミカルな役柄でその魅力を発揮しました。
最後がダニエル・ダリュー。1936年、シャルル・ボワイエと共演した『うたかたの恋』で一躍国際的なスターとなります。
映像に登場したのは「たそがれの女心」(1953年)のワンシーン。自身が、出演した映画の中で一番の傑作としている作品です。
そしてこちらがだいぶ後になってからのダリュー。いつ頃なんでしょう?
亡くなったのは10月17日。この日、100歳の人生に終止符を打ちました。
それにしても皆さん長生きでしたね。因みにアラン・ドロンは少々ヨボヨボになってきましたがまだ元気のようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、両親が映画を見にくという。すかさず『私も行く!』と言って、大急ぎでシャワーにかかっていると、車がさっと出ていく音が聞こえた」
VDM(Vie de Merde)より
2017-12-29 00:00
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コメント(2)
ドロンはパトリス・ルコントの映画を最後の仕事にすると発表されていましたね。ミレーユ・ダルクは『映画千一夜』という鼎談本で、淀川長治氏、山田宏一氏の二人が「綺麗」で一致しておりました。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-12-29 02:11)
ルコさん
そうですね、ルコントの映画が最後になるらしいですね。ミレーユ・ダルクの潔さと、それが許される肉体を持ってるってところが素晴らしいですねえ〜。
by carotte (2017-12-31 00:50)