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週末はトゥレーヌ地方で [パリから週末旅]

 大晦日の今日は、今年最後の週末旅です。

 今回はロワール川のお城が並ぶトゥレーヌ地方を旅します。パリからトゥレーヌ地方の中心都市トゥール(下記地図の青印)までは高速列車で1時間20分弱。

 どんな旅が待っているんでしょう。さあ、出発です。

Paris_tours.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年12月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 朝もやの中に現れたのはシュノンソー城(赤印)。エレガントという言葉がぴったりのお城です。

 トゥールからは車で約40分ほどかかります。早速、中に入ってみましょう。

 ディアーヌ・ドゥ・ポワティエやカトリーヌ・ドゥ・メディシスが暮らしたこのお城は “貴婦人のお城” とも呼ばれています。

 なんともゴージャスな装飾。このお城は花を使った大掛かりな装飾が特色の一つ。

 旅人さんが訪ねたのはちょうどクリスマスシーズンに入ったばかりの頃。優秀な装飾家が3ヶ月かけてこのクリスマスのデコレーションを完成させました。

 そして冬のバカンスの間、このお城ではデコレーションの体験教室を開催しているとのこと。今日はクリスマスのリースの作り方を教えてくれるそうなので試してみましょう。

 「一応、こういう見本のリースを用意しましたが、あなたらしいリースを作るのが一番いいと思います。お手伝いしますので早速作ってみましょう」と先生。

 こうしてできたのがこれ。大きなリボンのついたシックなリースになりました。

 次はアンボワーズへ向かいます。車で20分足らず。ちょっと寒いのでチョコレート屋さんでココアでもいただきましょう。

 ここは地元で有名なチョコレート店Bigot(こげ茶色)。この時期、お店では10万個のチョコレートが製造されるそうです。

 ここでは創業当時と全く変わらぬ方法で作られるココアを味わうことができます。

 身体が温まったところで、アンボワーズ城のすぐ近くにあるクルーの館を見学しましょう(緑印)。ここはレオナルド・ダ・ビンチが晩年の3年間を過ごした住まいです。

 庭にはダ・ビンチが設計した発明品が展示されています。この機械、回すと飛べるはずですが・・・残念ながら足は地に着いたままでした。

 1516年、フランス国王フランソワ1世がダ・ヴィンチをフランスに招き、住まいとして提供したのがこのクルーの館でした。

 画家が制作に励んだアトリエが再現されています。どうもダ・ヴィンチは洋服のデザインなどもしたようです。

 そろそろ今晩の宿 Hôte Amboise Troglodyteへと向かいましょう(水色印)。ここは岩の中に作られた住居を宿泊施設に改築した場所。

 お部屋の壁や天井が岩そのもの。先史時代の洞穴式住居のようですが、設備は普通のホテルと変わりありません。

 翌朝は、地下50メートルに潜ります。ここはかつての石切場(Cave des Roches)(黄緑印)。多くのお城の建設に、ここの石が使われたそうです。

 壁には様々な彫刻が施され、さながら古い建物の残る村のようです。

 次は地上に出て、トゥール市内を観光してみましょう。案内してくれるのはジャン=イヴさんです。

 最初に向かったのが、宝石細工職人のお店。とは言っても宝石を見せてもらうわけではありません。目的はこの上にある時計台(黄印)。

 階段を上がると最初の踊り場には18世紀のメダルプレス機がありました。今でもきちんと稼働してくれます。

 でも、やり方を間違えるとバカン!と頭を吹っ飛ばされてしまいそうで怖い。

 さらに階段を上がると時計があります。複雑な仕掛けの時計。今ならチップ一枚で済んでしまいそうですが、昔はこれだけ大掛かりでした。

 次は15世紀の建物の様子がよくわかる場所に行ってみましょう。

 中庭で見学していると、古い邸宅のオーナーが中に入れてくれました。

 この階段は中世に作られたものとか。敵が侵入してくる時のことを考えて作られているそうです。

 「剣を持って戦いながらこんな風に上がってくるのは難しいですね。でも上から降りてくるのは簡単です」

 確かに、下からだと先が見えませんし相手より低い位置にいるため攻撃に出るのはなかなか難しい。

 見るところが盛りだくさんのトゥレーヌ地方。もう終わりの時間になってしまいました。

 さて今回の旅の費用は、シュノンソー城が13ユーロ、ココアが5ユーロ、クルーの館が13.5ユーロ、宿泊代が95ユーロ、地下の元石切場が12ユーロ、ランチ代が21ユーロで、締めて159.50ユーロ(約21,000円)でした。

 旅人さん、21ユーロのランチを召し上がったようですが、どんな料理だったんでしょう?


******* フランス人のつぶやき *******

今日、冷めたココアをレンジで温め直すことにした。レンジの前で終わるのを待っていたのだが、待てど暮らせど終わらない。しばらくして気がついた。ココアを入れたのはレンジの中ではなく、その隣の戸棚だった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


nice!(48)  コメント(14) 
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コメント 14

水郷楽人

おはようございます。
今年一年ありがとうございました。(^O^)/。。
佳いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。m(__)m。。
by 水郷楽人 (2017-12-31 12:13) 

carotte

水郷楽人さん
こんにちは!
こちらこそ一年間ありがとうございました。
2018年が良い年になりますように!!

by carotte (2017-12-31 14:16) 

kiyokiyo

carotte さん
こんにちは!^^
来年もよろしくお願いします
よいお年をお迎えください
by kiyokiyo (2017-12-31 14:26) 

carotte

kiyokiyoさん
こんにちは!
こちらこそ来年もよろしくお願いします。
2018年が良い年になりますように!
by carotte (2017-12-31 14:54) 

(。・_・。)2k

今年もお付き合い ありがとうございました
佳いお年をお迎え下さい(^^)

by (。・_・。)2k (2017-12-31 14:58) 

ma2ma2

今年も一年お世話になりました!
来年も宜しくお願いしますm(__)m
良いお年をお迎え下さい。
by ma2ma2 (2017-12-31 15:10) 

mamii

来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。
by mamii (2017-12-31 17:10) 

silencer169

今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
by silencer169 (2017-12-31 20:40) 

carotte

(。・_・。)2k さん
こちらこそお付き合いいただきありがとうございます。
新年はもう直ぐですね。良い年になりますように!
by carotte (2017-12-31 21:46) 

carotte

ma2ma2さん
こちらこそお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします!
by carotte (2017-12-31 21:47) 

carotte

mamiiさん
記事、興味深く読ませていただいています。
どうぞ良いお年をお迎えください。
by carotte (2017-12-31 21:48) 

carotte

silencer169さん
こちらこそありがとうございました。
来年もお付き合いのほどよろしくお願いします。
2018年がいい年になりますように!
by carotte (2017-12-31 21:50) 

opas10

年明けに拝見させていただきました。あのメダルプレス機、相当危険ですね~!!
by opas10 (2018-01-01 16:57) 

carotte

opas10さん
あんな恐ろしいもの、あまり使いたくないですよねえ。あれじゃあ昔はけが人が出たかもしれませんよ。
by carotte (2018-01-02 14:55) 

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