グリムとメルヘン街道5 [その他の国]
評議員会議長の池坊さん、つけまつ毛がすごいですね。見る度にあの目に釘付け・・・。
つけまつ毛じゃないとしたら、まつ毛カーラーとマスカラを念入りにご使用になってますよ。どうでもいいけど。
さてシリーズの最後は、マリアンヌさんの予告通り、“最後に愛が勝つ” 幸せなお話の世界をさまよってみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年12月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「昔々、王様と女王様がいました。二人はいつもこう言っていました。『子供がいたらいいのに・・・』」
願いは聞き届けられ、女の子が生まれます。しかし、このお姫さまは呪いをかけられてしまいます。
メルヘン街道沿いの町サバブルクに、この『眠れる森の美女(いばら姫)』のお城Dornröschenschloß Sababurgがあります(紫印)。
ここでは役者さんがお話の世界へとみなさんを連れて行ってくれます。
「私の運命は生まれた時から決まっていたのです。私の誕生祝いに招待されなかった魔女が呪いをかけたのです」とお姫様。
呪いをかけられた姫は紡ぎ車の錘が指に刺さった途端、深い眠りに落ちてしまいます。
長い年月が過ぎたある日、王子がここを通りかかります。
「老人の話によると、この森の奥に深い眠りについた美しいお姫さまがいるらしい」
不思議なことにお城の周りを取り囲んでいた茨がひとりでに開いて、王子は城の中へ。あとは皆さんご存知の通り。
そこでまたまた登場したのがカッセルの大学教授。グリム童話の専門家です。
グリム兄弟は様々な人々から聞いた民話を本にまとめましたが、その中の一人がこの方マリーさん(Marie Hassenpflug)。
「彼女はてんかんの発作に悩まされていました。そのせいか、自分の話をするのが好きだったのです」と教授。
ということは、お姫様のルーツはマリーさんということ?
こうしてグリム童話のお話をたどっていると、どのお話も特定の場所や人物とつながっていることがよくわかります。
この丘の上のお城Burg Trendelburgも有名なグリム童話の一つと関係しています(こげ茶印)。
この塔を見ればすぐにわかります。長い金髪を三つ編みにした女の子のお話・・・。
「ここを通りかかった若い騎士の耳に、美しい魅力的な声が聞こえました。塔に近づくと、長い髪のラプンツェルを発見。すぐに塔の上に上がるんです」と男性。
現在、このお城はホテルになっています。客室はまるでおとぎ話の世界。
「ご宿泊のお客様は、おとぎの世界を求めておいでになります」と支配人。
新婚さんや家族連れなど宿泊客は様々です。最近はラプンツェルがディズニーのアニメーションになったことで、さらに利用客が増えたそうです。
「ラプンツェルの話は知られていましたが、眠れる森の美女ほどではありませんでした。でも、今では、小さいお子さんたちにねだられて、このホテルを選んでくださったご両親がいるくらい、ラプンツェルは有名になりました」
グリム童話はドイツにとっては欠かすことのできない観光資源になっているようです。
この中世の面影を残す町ポール(Polle)は、シンデレラが生まれた町と言われています(黄印)。観光客向けにこんな寸劇も披露されています。
そして、おとぎ話はいつもこんな風に終わるのでした。
「二人はたくさんの子供たちに恵まれ、いつまでも幸せに暮らしましたとさ」
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、5歳の娘にシンデレラのお話を語って聞かせた。話終わったところで、娘に感想を聞いてみた。すると娘が言った。『何があっても跡を残してはいけません、そうしないとすぐに見つかってしまう』」
VDM(Vie de Merde)より
ご挨拶が遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。 (^O^)/。。
by 水郷楽人 (2018-01-06 10:56)
水郷楽人さん
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年が幸せな年になりますように!
by carotte (2018-01-06 16:14)