パリでホットココア [パリ]
日曜日は恒例の週末旅を紹介していますが、残念ながら本家の放送が以前紹介した番組の再放送だったので今回はお休みです。
ちなみに場所はストックホルム。以前の番組を見逃したかたは→こちら。
さて、フランスは年末から新年にかけて、立て続けに2つの嵐に見舞われてしまいましたが、西海岸の海はかなり荒れたようです。
サン=マロの様子をドローンで撮影した映像が→こちら。
二つ目の嵐エレアノールが通過していた時のようすです。
頑丈そうな岩の上にできている町なので流されてしまうというようなことはなさそうですが、それにしてもすごいですね。嵐の威力を改めて思い知らされます。
この嵐のおかげでパリのセーヌ川もジリジリ増水しているようです。本日はそのパリの話題です。
寒い冬に街を散策していると、カフェで一休みして飲みたくなるのがあったかいココア。
不思議なことにこのホットココアを飲むと、また街を歩き回る気力が湧いてきます。
このホットココア、お店によっていろいろ工夫があるようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年1月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
甘くてドロドロのこの飲み物、寒い冬の午後には欠かせない飲み物。
こちらはモンブラン発祥の名店アジェリーナ。入り口の前には開店を待つ人の列ができています。
このお店では1903年からずっと同じレシピのホットココアを出しています。生クリーム付きでポットに入って出てきます。しかも濃厚。オーストラリア流だそうです。
「このお店でしか呑めない濃厚なココアです。ここのチョコレートを食べたことがありますが、この味を出すためにはカカオの量を多くする必要があるんだと思います」と女性。
「私も子供の頃、母に連れられてこのお店に来ました。ここのココアはおいしいので、今度は娘を連れてきたんです」と母親。
次はこちらのお店Un dimanche à Paris(赤印)を訪ねました。
ここではガラス越しに作るところを見学できます。出来上がると、やっぱりここもポットに入って出てきます。
「おいしいココアというのは味の方かに滑らかさも重要です。料理を食べる時と同じように、人はまず目で見て、次に香りを味わいます。ココアも同じなんですね。だから飲みたくなるような見た目や香りが必要なんです」とお店のオーナー。
最後に訪ねたのはチョコレート屋さんCharles Chocolatier(こげ茶印)。ブラックチョコで有名なお店です。
ココアは、カカオ100%に、ミルク少々、砂糖少々を加えて作ります。ちょっと苦味のあるココアだとか。
この3つのお店、地図を見るとわりに近いところにあるようです。観光コースに加えて、三者三様のココアを楽しんでみるのも面白いかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、嵐のせいで倒れた木がうちの窓を壊してしまった。おかげでひどい寒さだった。冷蔵庫を開けるとあったか〜く感じた」
VDM(Vie de Merde)より
サン=マロの映像は、嵐というよりも津波を思い出しました。家の中にいる人は、生きた心地がしないでしょうね。
by opas10 (2018-01-08 14:36)
ホットココアとショコラショーは同じでいいのでしょうか?
アンジェリーナのショコラショーのポット、可愛いかったのだけ覚えています。てっぺんに棒のようなものが付いてて、中をくるくるっとかきまぜられる式のだった気が。
あれ欲しいけど、あんまりいつも使わない代物ですよね・・
ネットラジオでトンペッ(嵐)の情報が何度も放送されていました。アプリの各地の天気予報も軒並み暴風。春の嵐にはまだ早いので、真冬の低気圧だったんでしょうか。
by nicolas (2018-01-08 17:32)
opas10さん
こうして上から見る分にはスリルがあっていいですが、家の中にいたらあの波は飲み込まれそうで怖いですね。私だったら引越してしまうかもしれないです。
by carotte (2018-01-10 18:08)
nicolasさん
ホットココアとショコラ・ショー(chocolat chaud)は同じですよ〜。フランス語はココアもチョコレートも同じでショコラ。ショーは、熱い(暑い)の意味です。ポット入りのショコラショーは初めて見ました。あのドロドロ、一人では飲みきれなさそうです。
ニュースでtempêteと言ってますし、名前もつけてますからやっぱり嵐です。今も浸水したままの場所があちこちにあるようですね。
by carotte (2018-01-10 18:25)