30ユーロで晩ご飯7 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約料理チャレンジシリーズです。
7回目の今日は、バスク地方へ。
海辺のレストランLe Rayon Vertのシェフが、30ユーロぽっきりで4人分の晩ご飯を作ってくれます。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
いつものように30ユーロを渡して材料を揃えてもらいます。
「大丈夫、これでご馳走を作りますよ」とシェフ。
まずは魚屋さんでメイン料理用のイカを買います。でも、その前に新鮮かどうかをチェック。
「この色を見てください。真っ白ですよ。それにツヤがあります」と魚屋さん。
それならオッケー。1キロ買いましょう。お値段は17ユーロ。
しかし、何やらシェフが交渉を始めました。粘り勝ちで15ユーロに負けてくれました。
いい魚屋さんですね!残りは15ユーロ。
次は、八百屋さんへ。イカの料理に必要なニンニクとパセリを購入。
パセリは量が少なかったせいかおまけしてくれました。よってニンニク代だけで1.14ユーロ。
さらに前菜用にジャガイモも購入。これが1.25ユーロで残り12.61ユーロ。
次はピキオスを買います。
「ピキオスはピーマンと唐辛子の中間くらいの野菜です。全然辛くないですよ」とお惣菜屋さん。
ピキオスが3ユーロで残りは9.61ユーロ。
次は別の魚屋さんによってタラの切り身(尾っぽのあたり)200グラムを購入。
何に使うんでしょう?ともかくこれが6ユーロで、残りは3.61ユーロ。
最後にデザート用のミルクと玉子を購入。手元に残ったのは0.11ユーロ!
ギリギリでした。シェフが値切ってなかったら予算オーバーしていたところです。
さあ、厨房へ帰って調理に取り掛かりましょう。
まずは前菜から。
茹でたジャガイモと茹でたタラを混ぜ合わせ、パセリを加えてピュレを作ります。
これをピキオスに詰め、180℃のオーブンに10分ほど入れます。これ、バスク地方の郷土料理だそうです。
次はメインのイカ料理。
イカは輪切りにして鉄板で焼きます。おいしそうな匂いが漂ってきました。
このイカをさらに美味しく食べるためにはペルシヤードと言うソースが必要です。
パセリ、にんにく、オリーブ油をミキサーにかけて、焼きあがったイカの上に振りかけます。
ソースというより薬味ですね。
最後にデザート。
卵とミルクで作ったクリームを器に分けたら1時間ほど放置して冷まします。
冷めたところでグラニュー糖をかけ焦がしてカラメル状にしたら出来上がり。
クレームブリュレによく似たデザートはクレーム・カタラン(カタルーニャのクレーム)と言うそうです。
では、砂浜のテラスでロゼワインと一緒にいただきましょう!
ここなら、水平線に日が沈む頃にはグリーンフラッシュ(Rayon Vert)が見えるかもしれませんね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、協会にボランティアとして参加したいと言ったら、予算がないからと断られた」
VDM(Vie de Merde)より
なるほど、タラはそういう使い方をするんですね。イカの鉄板焼きには、イカのワタを混ぜて焼きたいです~。白ワインというより日本酒になっちゃいそうですが(笑)
by opas10 (2018-01-08 14:48)
タラのブランダードみたいだなって思ったら、詰め物にしちゃうんですね、美味しそう~
by nicolas (2018-01-08 16:40)
opas10さん
タラをジャガイモと混ぜるなんて面白い料理ですね。ワタ、美味しいですよね。あの映像だとワタを混ぜたようには見えなかったですね。
by carotte (2018-01-10 18:29)
nicolasさん
あれをピーマンのようなものに詰めちゃうところがバスクなんでしょうね。家で作ってみようかなと思いました。
by carotte (2018-01-10 18:33)