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30ユーロで晩ご飯8 [お料理実践編]

 上野動物園のシャンシャンは元気にすくすくと育っているようですが、シャンシャンより少し遅れて生まれたフランスのパンダYuan Mengも無事に育っているようです。

 その成長の記録をユニークな方法で映像にしたのが→こちら

 はじめはソーセージのようなパンダが5か月もすると大きなぬいぐるみのようになっていく様子がよくわかります。

 さて、月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロぽっきりで4人分のディナー(前菜+メイン+デザート)を、様々な分野で活躍する食通の皆さんが作ってくれます。

 今回は、現役プロのラグビー選手が挑戦してくれます。

Paris_ClermontF.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年10月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今日、晩ご飯を作ってくれるのがこの方。ASMクレルモンフェランで活躍中のレミ・ラムラ(Rémi Lamerat)さん(28歳)です。身長184センチ、体重105キロ。ポジションはセンタースリークォーターバック。2014年からナショナルチームのメンバーでもあります。

 それはさておき、早速30ユーロで材料を揃えてもらいましょう。

 さすがお店の方とも顔見知り。そりゃそうですよね、地元のラグビーチームの選手ですもんね。

 こちらのお店ではメイン料理に使うカナール(アヒルまたはカモ)の胸肉を購入。

 「この脂肪がちょっと問題。トレナーがいい顔しないので頻繁には食べられないんですが、みんなで楽しく食べられるんで今回はいいかなと思います」

 そういえば、フランス人の好きな料理の一位がこのマグレ・ドゥ・カナール(カナールの胸肉)でしたね。

 ここでは前菜用の玉子も購入。合計で14.40ユーロ。残りは15.60ユーロ。

 次は八百屋さんでトマト、洋梨、フランボワーズ等々の果物を買って13.80ユーロ。

 まだ1.80ユーロ残ってますが、これで全ての材料が揃いました。

 記念写真をパチリ!レミさん、ファンサービスも忘れません。

 では材料を持って帰って調理に取り掛かりましょう。

 まずはジブレットとトマトを刻んだら鍋に入れ火を通します。

 最後に生クリームを加えたらよくかき混ぜ耐熱容器に取り分け、玉子をのせたら10分ほどオーブンに入れます。

 その間にカナールの胸肉をフライパンで焼きます。焼き加減が重要です。生焼けはダメですが焼きすぎでもダメ。肉汁をこうしてかけながら焼きます。

 残った肉汁は付け合わせ用の茹でた洋梨にもかけ、全体になじませます。

 そしてデザートはこれ。イチゴ属の果物でまとめてあります。

 緑はミントの葉?ここにクッキーを崩したものをふりかけるのがレミさんのオリジナル。

 これで全ての料理が出来上がりました。かかった費用は28.20ユーロ。

 今回は手のかからないものばかりでした。前菜のトマト料理、近いうちに作ってみようかな・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、家族のみんなが僕と一緒にテレビでラグビーの試合を見るのは嫌だという。僕は不幸をもたらす男で、一緒に見ると必ず負けるんだそうだ[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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