小さな村の冬の暮らし [ローヌ=アルプ地方]
2018年が始まって2週間以上が過ぎました。
あまりに仕事が忙しいせいか、まだそんなもん?という気もします。もう1月末でもいいような・・・。
さて、日本海側や北海道では大雪ですが、東京は積雪はまだです。
できればこのまま積雪なしでお願いしたいところです。何しろ通勤電車が面倒なことになってしまうので・・・。
本日はフランス中央山岳帯のはずれにある小さな村の冬の様子をご覧ください。ここも冬には村全体が雪に覆われるようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年1月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
標高約1000メートルの山の中は雪に覆われています。
その雪山の中にあるのが人口270人ほどの小さな村ル・ベアージュ(Le Béage)。教会の鐘楼その目印。
軒先に伸びる長いツララ。毎年冬になるとこんな具合です。
アーチ型の門をくぐってやってきたのは郵便配達人。
村の家々には郵便受けなどというものはないそうです。ということは何でも直接手渡しということのようです。
わざわざ自宅から出て郵便物を取りに来たお年寄りもいます。
郵便配達のジョエルさんはすっかり村人とも顔なじみ。
ここは昔風に言えば萬屋さんでしょうか?食品から日用品まで様々な商品が置いてあります。店主は86歳のアニエスさん。
「雪がバルコニーの高さまで積もったこともありますよ。それに雪のせいで1ヶ月間電気なしで過ごしたこともあります。もっとも昔は電化製品なんて持ってたわけじゃないですけどね」
一方、こちらは近隣の村とつながる道路の除雪に励む男性ジャン=マリーさん。
35キロほどの道のりをこうして毎日除雪しているそうです。噴き出してくる雪がさらに寒さを感じさせます。しかも冷たい風も吹いています。
「大雪というほどのものではありませんが、それなりに積もりますから除雪しないと通行が難しくなります」とジャン=マリーさん。
暖を求めて村のビストロへ。
すでにお客様で賑わっていました。本日のメニューはポトフ。
「夏山の牧草で育った牛の肉ですよ。冬の間、牛たちは牧場の小屋で過ごしてますけどね」と店主兼料理人。
その牧場の牛小屋がこちら。牛たちが一心不乱に干し草を食べています。
「この干し草は食欲を増進してくれるんです。味も香りもいいですからね。それがお肉の味にも影響するんです」と牧場の方。
そして冬と言えばカードゲーム。外出もなかなか難しい冬はこうして仲間とカードを楽しみます。
「ゲームの後は皆でコーヒーを飲んだり、ソーセージをおつまみに食前酒を飲んだりしますよ」とマダム。
教会前の広場も雪に覆われています。こうして冬の時間が過ぎていきます。
ちなみに、暖かい季節の教会前広場は→こちら。だいぶ印象が違いますねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして昔から以ずっと、僕は冬になるとひどく青白くなってしまう。今日も通行人に『具合が悪いのかい?体は大丈夫か?』と2回も声をかけられた」
VDM(Vie de Merde)より
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