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週末はアルカションで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南西部の夏のリゾート地アルカション(Arcachon)を旅します。

 パリからはボルドー経由の列車で約3時間半。海辺のリゾート地はどんなところでしょう?

Paris_Arcachon.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年1月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今回の旅の目的は、アルカションの目の前に広がるアルカション流域(青印)。

 しかし、スタートは、その北側にある町レージュ=カップ=フェレ(Lège-Cpa-Ferret)(赤印)の森の中。

 旅人が乗っているのはカリフォルニア生まれの電動スケートボード。インストラクターのアルノーさんの指導を受けながらツーリングの開始。

 アルノーさんはサーフィンの先生ですが、冬の間はこうして電動スケートボードで森を案内しています。

 体重を移動させながら操作するようですが、慣れるまでに時間がかかりそうな・・・。でも乗れるようになったら楽しそうですね。森の中なら車が通るのを心配する必要もありません。

 最初の見学地はここ、カップ=フェレ灯台(緑印)。

 1840年に作られたこの灯台は高さ50メートル。258段の階段を上がって屋上に行ってみましょう。

 ここからはアルカション流域の眺めを360度で楽しむことができます。

 「西側には荒波の大西洋が見えますが、東側には波もなく静かなアルカション流域が見えます。太陽や潮流の関係で風景は様々な色に変化します」とレージュ=カップ=フェレの助役さん。

 その灯台の斜向かいにあるのがピラ砂丘です(黄印)。

 この時期は訪れる人もいません。最近、上陸した嵐によって砂丘の麓が削られてしまっています。

 「冬になると毎年こういうことが起きます」と砂丘の責任者の方。

 砂の裂け目からは数千年前にできた黒い岩が見えています。

 「夏の間は砂で隠れているので岩があるなんてわからないんです。海水浴客がこの上にバスタオルをひいて日光浴を楽しんでたりしてます」

 さて、アルカション流域の岸辺には様々な宿泊施設が並んでいます。今晩はその中の一つに泊まることにしました。

 ここは牡蠣の養殖業者の小屋が立ち並ぶラロス港(こげ茶)。ここに宿泊施設があります(残念ながら名前も建物も不明)。

 「向かいに並んでいるのは養殖業者の小屋です」とオーナーのミレイユさん。

 その小屋では牡蠣を食べさせてもらうこともできるらしい。

 昔は、海で養殖していた牡蠣をこの小さな港に貯蔵していたそうです。地図で見ると確かに小さな小屋がたくさん並んでいます。

 さて、宿泊するお部屋はこんな感じ。ここも小屋だったのを改築したそうです。のんびりできそうなところです。

 さて、一息ついたらバードウォッチングに出かけましょう。ここはル・テッシュ鳥類保護区(Réserve ornithologique du Teich)(黄緑印)。

 「この時期は30種類ほどの鳥が集まっています」とガイドの方。

 220ヘクタールの保護区には数千羽の渡り鳥が冬を過ごすためにやってくるそうです。

 次は美味しいものを食べに出かけましょう。美味しいものといえば、当然、牡蠣です!

 養殖業者のオリヴィエさんにボートで養殖場に連れて行ってもらいましょう(オレンジ印)。その場で取れたての新鮮な牡蠣を味わうことができます。

 そして、砂丘を眺めながら海の散策も楽しめます。今回は自然を満喫する旅になりました。

 さて今回の旅の費用は、電動スケートボードツーリングが20ユーロ、カップ=フェレ灯台の見学が6ユーロ、宿泊代が140ユーロ(高い!)、鳥類保護区見学が9ユーロ、牡蠣養殖ツアーが45ユーロで、締めて220ユーロ(約30,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、そして昔から僕は不器用です。僕のことをよく知る親友が、牡蠣の殻を開けるのをやめて白ワインを開けてくれと言った。何しろ僕は、ワインオープナーで牡蠣の殻を開けようとしていたのですから[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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コメント 2

opas10

荒波の大西洋と静かなアルカションの流域、全然違いますね。あの電動スケートボード、コケたら泥だらけで痛そうだなあ、と思ってみていました(笑)
by opas10 (2018-02-04 20:56) 

carotte

opas10さん
電動スケートボード、スイスイ乗ってましたが、あれは練習しないと難しそうですよねえ。膝と肘にサポーターが要りますよね。頭にはヘルメットも。^^;
by carotte (2018-02-11 14:33) 

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