30ユーロで晩ご飯9 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
今回チャレンジしてくれるのは、フランスのラジオやテレビの司会者として活躍してるローラン・マリオットさん。
そのキャリアを中断して専門学校に通いプロの料理人としての資格を取得するほどの料理好き。
レストランを開業するつもりが、テレビ局からお声がかかり司会者とインディ系料理人の二足わらじを履くことに。またお料理の本を何冊も出しておられます。
さあ、30ユーロでどんな料理を作ってくれるんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この方がローランさん。フランス北部ヴォージュ県のエピナル出身。
いつものように30ユーロで材料を揃えてもらいましょう。
「わかりました。バランスの良い料理を、それにふさわしい費用で作りましょう」
ローランさんの頭にはすでにメニューが出来上がっている様子。
まずはエピナルから数キロ行ったところにある加工肉専門店へ向かいます。
「ヴォージュ地方は燻製が美味しいんですよ」
このお店で薄くスライスしたベーコン400グラム弱を購入。お値段は3.75ユーロ。一緒にシポラタ(Chipolata)というソーセージも1本買います。これが1.20ユーロで合計4.95ユーロ。残りは25.05ユーロ。
次はエピナルに戻って市場に向かいます。
八百屋さんで買ったのはカボチャ。他の食材と一緒に焼くだけで美味しく食べられるとか。合わせて、オレンジ、コリアンダー、ネギ、そして胡桃も購入。合計で12.31ユーロ。残りは12.74ユーロ。
次はデザート用にパイ生地を買います。出来合いのものですが、職人さんの手づくり生地なのでスーパーの大量生産のものとはちょっと違います。ここでは玉子2個も買いました。合計で2.88ユーロ。残りは9.86ユーロ。
最後は洋梨、ピスタチオ、ブラックチョコで4.79ユーロ。
5.07ユーロを残してお買い物は終了。では厨房で調理開始!
まずは前菜。ネギのヴィネグレットソースに、ミモザ玉子と砕いた胡桃をふりかけて出来上がり。
「軽くて消化のいい料理ですが満腹感のある前菜ですよ」とローランさん。
えっ、こりゃ簡単でいいですね。ネギは蒸したか茹でたかどちらかですね。一度、作って食べてみたい!
次はメイン料理。あのカボチャを使います。スライスしたら他の野菜と一緒に鍋に入れオリーブ油を垂らして全体に行き渡るように混ぜ合わせます。
ここに燻製ベーコンとシポラタをのせたら45分間オーブンに入れます。
よく見るとニンニク、玉ねぎ、オレンジが入ってました。焼き上がりはどんな感じになるんでしょう?
その間に、デザートの洋梨のタルトを作ります。皮をつけたままスライスした洋梨をパイ生地の上に並べ、砕いたピスタチオとブラックチョコをふりかけたらオーブンで焼きます。個性的な洋梨のタルトの出来上がりです。
今日はお客様もおいでのようで、ちょうど前菜を食べ終わった頃にメインが出来上がってきました。
焼き上がりにコリアンダーが加わって彩りも美しいですね。
全体に “ヘルシーだけどゴージャス” な料理になっていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私はファストフード店で料理人をしている。あるお客の料理の中に長い髪の毛が一本入っていたという。おかげで店長に怒られた。僕はハゲなのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0