キャッシュレス時代 [トピックニュース]
パリのセーヌ川は日曜日から月曜日の夜の間に5.86メートルまで増水しました。その映像に興味のある方は→こちら。
アルマ橋のズアブ兵、この間より水没部分が少し多くなっています。
専門家によるとこれが最大で、これから徐々に水が引いていくとのこと。
予報通りになってくれると安心なのですが・・・。
さて、近頃は現金で支払うのは時代遅れ、もう直ぐ全てをカードや電子マネーで支払う時代がやってくると言われてますが、こんなものまでキャッシュレスになってしまいました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局Tで2018年1月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはパリ16区にある教会。
フランスで教会と言えば荘厳なゴシック建築を思い浮かべますが、ここは近代的。最近になってから造られた教会のようです。
ちょうどミサが終わって信者の皆さんが出てきました。
ミサとはどんなものなのかと興味がわいて、信者でもないのにパリの教会に行ったことがあります。
ミサが終わると神父さんのような方がカゴを持って出席者の間を回り寄付を募ります。
皆さん、そっとポケットからお金を出してカゴに入れてました。私もコインを入れた覚えがあります。
この教会、その寄付をカードで払えるようにしたそうです。
「こちらがその機器です。こちらに、カードリーダーを接続したスマートフォンをセットします」とパリ教区の資金開発部の責任者。
信者は寄付したい額を画面から選び、隣にあるカードリーダーにカードをかざすと寄付完了。24時間以内に決済されるそうです。
「小銭を探してあたふたせずに済みますよ」と女性信者。
「いつも現金を持ち合わせているわけじゃないですから、便利だと思いますね」と男性信者。
教会は、こうして支払われた寄付は匿名でありセキュリティも万全だとしています。
実は先ほどのスマートフォンには “La Quête(募金)” と言う専用アプリが入っているそうです。
運用費として各教区につき年間98ユーロ、一週間で2ユーロを負担しています。2ユーロと言えば寄付の最低額と同じ。
今回の試験運用で経費を上回る寄付が集まれば、他の教会でも実施されることになるそうです。
いろいろ便利になっていくようですが、楽しみにしている子もいるので、子供たちだけは今まで通り現金で寄付させて欲しいとおっしゃる信者さんもいらっしゃるようです。
そう言えば、日本でもお賽銭をスイカやパスモで払えるようにした神社があったような・・・。
現金の持ち合わせがないときに便利とか、賽銭泥棒の被害にも合わないから一石二鳥とかなんとか言ってましたっけ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、男がバスに乗るために2ユーロくれないかと言ってきたので、今日は公共交通機関は全部無料だと教えてやった。すると男は『なら、コーヒーを飲みたいから2ユーロくれよ』と言った」
VDM(Vie de Merde)より
これは・・払う方も頂く方も、
なんというか、物騒でなくいいかもしれないですね。
日本でも既に、お賽銭がキャッシュレス?!
すごいですねーそういう時代になってきたんですね。
by nicolas (2018-01-31 15:01)
nicolasさん
カードをかざしてお賽銭をあげている映像をテレビでみましたよ。でも、コインを賽銭箱に向かって投込むのが面白かったりもするんですけどねえ。日本にはスイカとかパスモとかあるので導入しやすいから、多分、大方の神社はそのうちキャスレスになるんじゃないかと思います。
by carotte (2018-02-03 15:25)