30ユーロで晩ご飯10 [お料理実践編]
東京地方の一週間天気予報を見てみると、まだまだ寒い日が続くようです(涙)。
どいうわけか、2月11日だけ最高気温が16℃。本当かしら???暖かくなるのはいいけど、あまりに気温差がありすぎるのも身体に悪いような・・・。
さて、2月3日に恵方巻きを食べるという習慣が全国に定着したようで、たくさんの方が南南東あたりを向いて召し上がったようですね。
わが家でも食べようかという話は出たものの、寒さのせいか腰が重く、実行力が伴わずでした。
一方、フランスでは、2月2日は聖燭祭を祝ってクレープを食べる習慣があります。
聖燭祭とは、キリストが聖母マリアと父ヨセフによってエルサレム神殿に連れて行かれ清めの儀式を受けたことを祝う日だそうです。
そこで月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズ第10回目は、ブルターニュ地方のクレープ専門店のシェフがチャレンジしてくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年2月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「う〜ん、いい香り!」とリポーターさん。
「そば粉だから、前菜、メイン、デザート、何にでもできますよ」とクリストフさん。
クリストフさんはクレープ専門店La Frégateのシェフ。そして本日のチャレンジャーです。
では30ユーロを渡して晩ご飯4人分を作っていただきましょう。
まずは食材の調達です。今回は直接生産者から仕入れます。
こちらの農家で野菜を買います。数種類の野菜で4.50ユーロ。残りは25.50ユーロ。
次はハムやソーセージなどの加工肉の業者を訪ねます。
おいしそうな手作りハム。4人分で2.53ユーロ。残りは22.97ユーロ。
あれだけ車を走らせてやってきたのに、厚さ5センチほどしかないハムを購入か・・・予算が限られているから仕方ないですね。いつもならもっとたくさん仕入れるんでしょうね。
次は、市場で今が旬のホタテと洋梨を買いました。これが両方合わせて10.10ユーロで残りは12.87ユーロ。
さらに洋梨を煮るための赤ワインを一本3ユーロで購入。
最後にクレープを作るために小麦粉、玉子、ハチミツを買って6.60ユーロを払い、さらにブルターニュ地方のアレ山岳地帯で採れたハチミツ1.30ユーロも購入。
まだ3.27ユーロ残ってますが、これでお買い物は終了。
さあ、お店の厨房に戻って調理開始!お店には優秀店の看板が掛けられていました。
まずは前菜の準備。インド料理のサモサをクレープで作るようです。
使う野菜は、ネギ、マーシュ、ビーツ、黒ラディッシュ。ネギは刻んで炒めたら生クリームとチーズを加えてとろっとさせてからそば粉のクレームで包み、フライパンで焦げ目がつくくらいに焼きます。
四角いお皿に盛り付けたら出来上がり。他の野菜は付け合わせでした。
次はメインの “海の幸と山の幸のクレープ” 。ホタテはフライパンで焼き、タイミングを見計らって生クリームを加えます。
こうして出来上がったのがこの一皿。ハムもフライパンで焼いてあるようです。豪華ですねえ〜。
最後はデザート。洋梨を赤ワインで煮たらスライスしてそば粉のクレープに載せます。
塩バターキャラメルソース+ハチミツ+香辛料をかけて出来上がり。小さなグラスでホットワインも添えられています。これまたゴージャスなデザート!
まだ予算が3ユーロ残っていたので、お店のワイン1本をプレゼントしてくれました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、45分間、必死になって携帯電話を探し回ったあげく、クレープ生地の中に発見・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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