カーニバル2018 [イタリア]
東京は少し寒さが緩んで、もう少しがんばれば春がやってくる!と思えるようになってきました。春が待ち遠しい!
さて、昨日はマルディグラ。今週から本格的にカーニバルシーズンに入りました。
とは言っても、ヴェネツィアのカーニバルは2月3日から始まり、昨日の13日に終了していました。早いですね。
そのカーニバル、参加者の80%近くがフランス人なんだそうです。
知らなかったあ〜。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年2月10日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらのフランス人ご夫妻、10時間かけてマルセイユからヴェネツィアにやってきました。
もう20年の前から続いている恒例の旅です。重そうな荷物。
「一つは25キロ、もう一つは35キロほどあると思います。リオのカーニバルだったらもっと軽くて済むでしょうね」とムッシュー。
トランクの中にはカーニバルのための衣装が入っているようです。確かに、リオだったら軽いでしょうね。
ヴェネツィアのカーニバルの名物がこれ、“エンジェル・フライト(Volo dell'Angelo)” 。
天使に扮した女性が宙づりになりながら、地上98メートルの鐘楼からサンマルコ広場に、10分近くかけてゆっくりと降りてきます。
こうしてみると、サーカス並みの曲芸ですね。恐ろしい・・・。
そして、仮面をつけたこの姿は華やかでミステリアス。ヴェネツィアのシンボルと言っても過言ではありません。
しかし、仮面の中は、大半がフランス人だとか。
その中の一組が、先ほど紹介したご夫婦。もう常連さんのようでホテルの従業員とも顔見知り。
こちらがカーニバルの期間中に宿泊するお部屋。ベランダの向こうにはこんな風景が広がっていました。
しばしこの眺めを楽しんだら、いよいよ荷ほどきです。
出てきたのはカーニバルの衣装。どれもマダムの手作り。
すでに30着はお持ちだそうです。入れ込み方が並みじゃないですね。
「8日間、衣装を身につけて夢のような時間を過ごすんです」とマダム。
そしてホテルの方が、カーニバルに合わせてお部屋のカーテンを新しいのに取り替えてくれるようです。VIP待遇ですね。
さあ、いよいよ仮装の準備。最後に仮面をつけたら出来上がり。ここから先は口をきいてはいけないそうです。
しかし、どうやら仮装はマダムだけのようです。
「仮面をつけたら前がよく見えないでしょう?それに息苦しい。あんな衣装を着込んで転んだりしたくないですからね。私はご免こうむりますよ」とムッシュー。
そんな旦那さんを尻目に奥様はさっさとお仲間に合流。
なんだか仮面と声がどうもちぐはぐ。口を聞いちゃいけない理由がよくわかります。
夜はホテルのレストランでディナーパーティー。ムッシューも正装でご参加です。
昔の貴族の退廃的な雰囲気が漂います。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、祖母に、やっと気に入ったウェディングドレスが見つかったと言ったら、祖母が言った。『あんたたちの結婚式はカーニバルよりひどい仮装大会になりそうだわね』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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