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トランプ [メイド・イン・フランス]

 トランプとは言っても、あのアメリカのトランプ氏ではなく、様々なゲームを楽しむことができるカードのこと。

 このカードを製造するフランス最後の工場がロレーヌ地方にあるそうです。

 ゲームと言えば、テレビやパソコンという時代に、カード?なんて思っていたら、なんと国内だけではなく海外への輸出も手がけるほどの繁栄ぶり。

 どんな工場なのか訪ねてみましょう。

Paris_SaintMax.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 カードゲームを楽しむ4人の若者たち。ここはゲームカフェ。

 「カードゲームは伝統のゲームです。カードがあれば誰でも楽しむことができます」と若者。

 そのカードを製造しているのがこの工場です。年間1000万個のカードゲームが製造されているそうです。

 その品質の鍵が印刷の技術。

 ちょうど、サッカーのフランス代表チームを印刷したカードが作られている真っ最中。

 「印刷ムラがないかどうか常に監視する必要があります」と従業員。

 従業員は全部で50人。

 真剣にカードゲームを楽しむ人たちにとっては大切なカードです。

 「試しにカードを引き裂いてみましょう。真ん中に黒い部分があります。光にかざしても透けて見えないようにするためです」と従業員。

 ここで製造されたカードはカジノにも納品されます。となると一枚たりとも不良品をが混じっていてはいけません。

 最後にこうして一枚一枚チェックします。

 1962年にナンシーにある企業が、160年もの歴史のあるカードゲーム会社La DucaleとGrimaudを買い取り、現在のこの工場France Cartesが生まれました。

 高級感漂うカード。カードもここまでくると職人さんの領域です。

 「手作りのカードといえると思います。それがここで製造されるカードの品質を高めています」と工場長。

 海外への輸出も手がけていますが、カードのサイズは国によって決まっているそうです。

 「こちらがアメリカ向けのカードで、フランスのカードより大きいサイズです。さらに図柄のデザインも異なります」

 確かに、違ってますね。日本でよく見かけるのはアメリカ向けのデザインのようです。

 ここではトランプだけではなく、様々なカードゲームも製造しているようです。

 そしてこちらが伝統のトランプ。1848年から作り続けられています。歴史の重みを感じさせます。 


******* フランス人のつぶやき *******

今日、友人たちとカジノに行った。が、一人だけ中に入れてもらえなかった。身分証明書のチェックで引っかかってしまった。係員が言った。『この身分証明書は偽物だ。どう見ても君は16歳にしか見えない』僕は身分証明書の通り、来月には21歳になるんだよ!

VDM(Vie de Merde)より



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