100日前の仮装祭 [ロレーヌ地方]
先日、ちょっとした観光地に行ってきました。
あちこちに神社があるので、一つくらいお参りしておこうかと思ったのですが、他の人がぎこちない動作でお参りしているのを見た途端、バカバカしくなってやめてしまいました。
二礼二拍一礼でしたっけ?あんなことやってると、何をお願いしに来たのかも忘れてしまいそう。
そんなことより、チャリ〜んとお賽銭をあげて、シャラシャラっと鈴を鳴らして、パンパ〜んと柏手を2回打ったら手を合わせて願いごとを念じる。
それでおしまい。その方がずっといいような気がします。
気分も爽快。神様だって手早く済ませてくれたら助かるんじゃないですかね。
それはさておき、フランスではこんな風習があるそうです。こんな風習があるなんて初めて知りました。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスの高校生は卒業前にバカロレアという国家資格を取得します。
大学などの進学には必要な資格ですし、就職するにしてもこの資格があれば有利になります。
因みに2017年度の合格率は87.9%。新しく資格を取得した若者(稀に熟年も)は643,000人になります。
今年の試験は6月18日から始まりますが、それから100日前の3月14日、フランスでは、地域によってまちまちですが、高校生たちが仮装して通りを練り歩く習慣があるそうです。
こちらはフランス北部の都市メス。
元気のいい高校生たちが思い思いに仮装して歩いています。
この日、仮装した高校生たちは朝8時に学校前に集合。
授業を休むことは禁じられていますが、高校生たちは授業なんてどこ吹く風。この仮装パレードの方がずっと大事というわけです。
このお祭り、どうもバカロレアの試験に向けて準備を開始する合図のようなものらしい。
となると、今のうちに馬鹿騒ぎをしておこう!なんてことになるんでしょうかね?
場合によってはエスカレートする可能性もあるため中止する自治体もあるそうです。
メスの場合は伝統として地元に根付いているようです。
「仮装した高校生を見るのは楽しいですよ」とカフェの女性。
「ええ、毎年感心して見てますよ」と別の女性。
お祭りの翌日から試験勉強が始まります。しばらくは大変ですね。皆さん全員が合格できますようお祈りしてます!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、哲学の教師としてバカロレアの追試の面接試験をした。その受験生の一人によれば、古代ギリシャでは自殺は死刑だったそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
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