第二の人生 [教会]
ここへきて暖房器具がまた活躍してます。あったかい部屋が心地いい。
しかし、これで最後の復活になって欲しいもんです。
さて、フランスには40,000ほどの教会があるそうですが、その維持には苦労があるようです。
老朽化や実際に教会に通う信者数の減少など様々な問題を抱えています。
そこで、「そんなに教会こだわらなくてもいいじゃないか!」と、こんなことになってしまった教会もあります。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2017年3月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
毎週水曜日、60人ほどの子供たちがボクシング、しかもタイ式ボクシングに興じています。
壁の棚には仏像が・・・。
何あろう、ここは元カトリック教会。とは言っても、1790年に神聖を剥奪されてしまいカトリック教会としての力は残っていませんでした。
ボクシングクラブにやってきた子供たち、タイ式の挨拶を交わしています。
「われわれが大切にしたいのは尊敬の念です。その向ける先は、キリストでもお釈迦様でもアラーでも構いません」とクラブの代表者。
教会は、消防隊の倉庫、裁縫工房、焼き物工房を経て、18年前、ボクシング場に改築されました。
「建物が有効利用できてとてもよかったと思ってます」と町長さん。
一方、こちらの教会は役場に変身です。賛否両論だったそうです。
かつての教会の大広間はレセプション会場になり、聖具室は台所に変わりました。
「信者さんたちにとっては心のよりどころのような場所だったのが、パーティー会場になったわけですから、そう簡単な話ではありませんでした」と町長さん。
さらに、こんな教会もありました。
2000年、クレールさんご夫婦は家を探していました。そして売りに出されていたこの教会にめぐり合います。
「水車小屋を見たりもしてました。結局、この教会を買うことにしたんです。とは言っても信心深いわけじゃないですよ(笑)。むしろそうだったからこうして住んでいられるのかもしれませんね」とクレールさん。
アーチ型の素朴な天井が素敵ですね。それに教会で使っていた家具もあります。
さらに、祭壇も昔のまま。ただ、絵は新しくオーナーが描いたもの。ミケランジェロのピエタをヒントに描かれています。
なんだかちょっと宗教色が強すぎて、このような建物を住居にするには少々抵抗あり。
美術館や施設で鑑賞する分にはいいですが、家の中にピエタはちょっとどうなのかな・・・。きつくないですかねえ〜。
まあその人の好みと言ってしまえばそれまでですが・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「日、親友の結婚式。付添人として新郎のそばに立っていると新婦が教会に入場してきた。新郎の目に涙が・・・そして言った。『しまった!愛してないことに今気がついた』」
VDM(Vie de Merde)より
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