週末はテネリフェ島で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回はスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島を旅します。
パリからはどうやっていくんだろうと思っていたら、なんと飛行機の直行便があって、4時間20分で行くことができます。
一年を通じで温暖な気候のテネリフェ島、どんなところなんでしょう?
では旅に出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
自然豊かな、というより未開の地といった方が良さそうなこの風景。
冬と言えども気温は20度前後。一年を通して寒からず暑からずの快適な気候のようです。
となるとビーチで海のレジャーを楽しむのが良さそうですが、島を知るためには逆に山の方が良いそうです。
この赤土のテイデ山の山頂まで登ってみましょう(赤印)。スペインでもっとも高い山、しかも火山だそうです。
「スペインでこれだけの眺めが楽しめる高山はここにしかありません」と女性。
山頂からの眺めを楽しんだら、次は山の中をドライブ。50キロほどのドライブですが、この島ならではの荒々しい自然の風景を単横することができます。
そしてたどり着いたのがこの町ラ・オロタバ(La Orotava)(青印)。島で一番古い町です。
この町にはカナリア諸島でよく使われている食材ゴフィオ(Gofio)が製造されているそうです。早速訪ねてみましょう。
ここは製粉所(Molino De Gofio La Máquina)(緑印)。ゴフィオとは、トウモロコシを焙煎して粉に挽いたもの。
「戦時中は他に食べるものがなかったんです。これを主食に様々なおかずと一緒に食べていました」と製粉所の方。
そんな話を聞いていたらお腹がすいてきました。そろそろランチをいただくことにしましょう。
山の頂にあるレストランGuachinche Nunca Es Lejos(オレンジ印)。外から見ただけでは飲食店には見えません。
どうしてこんな風になっているのかといえば、もともとここはワイン農家でした。ワインと食事を出す代わりにブドウの収穫を手伝ってもらっていたのです。
「ここはテネリフェ島の典型的なレストランなんです。一年間で6〜7ヶ月営業していますが、ワインがなくなると閉めてしまいます」とお店の女性。
今日はここでランチ定食をいただきます。もちろんワインも。
お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいます。
平地が少ないせいか、どこも海辺の岩の上にしがみつくように家が建っています。
今晩の宿Hotel Rural Residencia San Pedroもまた同じ(こげ茶印)。でもここは見晴らしのいいお庭が付いています。
そしてお部屋は4つしかない小さな宿。しかし、どの部屋もこの通りのオーシャンビュー。
「大勢の人で混雑する大きなホテルはあまり良いと思わないですね。うちは家族的なおもてなしができますよ」とホテルのオーナー。
次はちょっと変わった場所に行ってみましょう。
ここは27,000年前に溶岩が流れ出た時にできた地下道Cueva del viento(黒印)。
長さは2キロほど。ガイド付きツアーは約2時間半。
「これはどれも溶岩が固まったものです。この地下道は100年ほど前に偶然発見されました」とガイドさん。
最後に島の夜を堪能しましょう。
この夜景!そして数千の星が輝くこの夜空!
一般には公開されてない天文台でこの夜空を見せてもらいました。
さて今回の旅の費用は、飛行機代が180ユーロ、ゴフィオが2ユーロ、食事代が14ユーロ、溶岩の地下道見学が20ユーロ、宿泊代が39ユーロ、レンタルカーが80ユーロで、閉めて335ユーロ(約44,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車を運転していると同乗者に地下道の中では雨は降らないと注意された」
VDM(Vie de Merde)より
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