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早春 [コート・ダジュール地方]

 今年の流行語大賞は「隠蔽」または「改ざん」じゃないですかねえ〜。

 でもまだ9ヶ月も残ってますからもっとすごいのが出てくるかもしれません。

 さて、本日は早春のマントンを訪ねてみましょう。

Paris_Menton.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月21日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 コート・ダジュールというよりリヴィエラ海岸といったほうがいいようなこの風景。海岸沿いに建てられた家々がイタリア風です。

 市場の店先にはオレンジやレモンなどの柑橘類が並びます。そしてあの黄色い花も売られていました。

 「昔、冬の寒さを逃れてマントンにくる人たちがいました。そして1900年頃にはイギリス人もやってきました。古いホテルはどれもその宿泊所になってたんです。それから夏や冬のバカンスを過ごす人たちで賑わうようになりました」と男性。

 その頃の様子が白黒写真におさめられていました。

 100年後の現在はこんな風になっています。

 冬の終わりを告げる明るい太陽の日差しが降り注ぐ海岸沿いの道は、休暇を楽しむ人たちでいっぱいです。

 レストランのテラス席でくつろぐ人たちの中には半袖Tシャツ姿の人たちが!

 この日の気温は16℃を少し上回りました。しかし、いくら日差しがあると言っても半袖はちょっと早すぎるような・・・。

 「太陽とこのお天気と静けさが休暇を過ごすのにぴったりなんですよ」と女性。

 海岸の向こう側には近代的なビルが並んでいます。観光客向けの宿泊施設でしょうか?

 一方、市場で買い物を楽しむ人たちもいます。

 マントンと言えばこの黄色いレモン。さすがに大きいですね。

 黄色いミモザのブーケを手にしているおばあさんは92歳だそうです。

 さて、こちらは焼き物を制作するアトリエです。

 マリー=エレーヌさんが、1896年創立の陶器製作所を継承したのが31年前のこと。

 以来、基本のモチーフはレモン。1世紀以上も前から続いているモチーフです。

 そして、こんな可愛い器もあります。

 「ジャム屋さん用だったんです。中のジャムの種類に合わせて蓋に果物を装飾してあります」

 なるほどねえ。中のジャムの種類も分かるし取っ手にもなるし便利です。

 こちらは現役を引退した悠々自適のおじさまの集団。

 一週間に3回、こうして集まってはマントンの政治や事件について話し合うのだそうです。

 なんだかダジャレが受けてます。みなさん、年はとってもお若いですね。

 広場では蚤の市が開かれていました。太陽に照らされたマントン、芸術家が集まったのもうなづけます。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、太陽の光と春の香りを味わおうと窓を開けた。その途端、突風が吹いて雨戸がバタンと閉まってしまった[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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