ココ・シャネル [パリ]
例のごとくフランスでは抗議デモがあちこちで起きてます。まるでキノコのよう。
マクロン政権が国鉄改革を発表したらご存知の通り国鉄がストライキを始め、大学進学システムの改革を発表したら学生たちがデモをやり、車の制限速度を80キロにする!と言い出したら、ドライバーたちが反対デモをやり始めました。
これはもうフランス人の習性としか思えないですねえ〜。
さて、本日はココ・シャネルのお話。ゆかりのある場所を2つほど訪ねてみましょう。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年4月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
世界で最も知られる女性の一人。本名はガブリエル・シャネル。
モード界に革命を起こし、女性の体のラインを変え、自身の伝説を作り上げました。
亡くなったのは今から47年も前のこと。この白黒映像が生前最後の姿を捉えたものとなりました。
パリ、カンボン通り31番地にあるお店の中へと入って行くガブリエル。
その店は今も同じ場所にあります。
そして中を案内してくれるのがシャネルのイメージキャラクターを務める俳優のアナさん。
ここはブティックの上階にあるプライベートな住居スペース。
ガブリエルが過ごしていた時のまま残してあります。この長椅子で、こんな風にくつろいでいたようです。
「彼女は機会があればここで過ごしていたようです。とは言っても、そう長い時間いたわけではないと思います。例えばタバコを吸うためとか、本を読むためとか、そんな感じです」とアナさん。
すご〜い個性的な声の女優さんですね!
それはさておき、ここには様々なオブジェが飾られています。その数ざっと100点ほど。仏像があるかと思えば、豊穣のシンボルである麦のオブジェやライオンの像があちこちに置いてあります。
「占星術に関連したものや水晶の玉などスピリチュアルなものが多いですね。それに宗教教育の強い影響を思わせるビザンティン様式の十字架もあります。でも、何を信じていたかといえば、自分自身だったんじゃないでしょうか?」
さらに奥の部屋の天井には、アルファベットのCを組み合わせて造られたシャンデリアが部屋を明るく照らしています。
そしてココ・シャネルは、階下の店で行なわれているショーの様子をこの階段のこの場所で見ていたそうです。
ガブリエルが仕事から離れて夜を過ごす場所は別のところにありました。それはヴァンドーム広場にあるオテル・リッツ。
「彼女はウェストミンスター公爵ヒュー・グローヴナーと交際していた当時、バルコニーのあるあの部屋に住んでいました」とシャネルブランドの遺産管理責任者の方。
この方のお召し物もシャネルなのかしら???
ガブリエルは、40年間、このリッツの部屋を自宅として使っていました。
寝室は2つ。黒とゴールドが印象的なリビングルームもあります。ここにもあのライオンがいました。
この豪華で特別なスイートルーム、現在では一泊25,000ユーロで宿泊できるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫がバスルームの鏡に甘〜い言葉を書いていった。うっとりして眺めているうちに、あのシャネルの口紅を使って書いたことに気がつき、愛が怒りに変わった 」
VDM(Vie de Merde)より
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