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週末はソフィアで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルガリアの首都ソフィアを旅します。パリからは空路の直行便で3時間ほど。

 いざ出発!

Bulgaria_Sofia.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ソフィアの街を走る路面電車。東欧の香りが漂います。それにしても上下左右に激しく揺れているような・・・。

 運転手さんはこの道30年のベテランですが、テレビに映るのは今日が初めてだとか。

 本日は、カメラマン、リポーター、通訳の三人でソフィアの街を見て回ります。カメラマンさん、自撮り?

 最初に訪ねたのは、1567年に建てられたモスク、バーニャ・バシ・ジャーミヤ(青印)。欧州でも最も古いモスクの一つです。ブルガリアは5世紀にわたってオスマン帝国の支配下にあったことを思い起こさせます。

 また、モスクの近くにはユダヤ教の寺院もあればロシア正教会もあります。

 しかし、何と言っても圧倒的な存在感を示しているのが、黄金のドームも持つアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。入り口のところでアントニー神父が待っていてくれました。

 神父さんによれば、ここは宗教施設であり、ブルガリア国民のシンボルでもあるそうです。19世紀末、オスマン帝国の支配から解放された当時、市民の寄付によって建てられたのがこの大聖堂でした。

 ここにはブルガリア王国時代の王座も展示されています。

 こちらでは何かぐるぐるかき回しています。一体何をしているんでしょう?

 「洗礼用の水を作っているんです。9年前からずっと同じ水を使っています。水の底には様々な香辛料が入っています」とアントニー神父。

 さて、ソフィアで水といえば・・・こんなところもあります。

 「ここで水をためて持ち帰るんですよ。無料ですし、健康にもいいんですよ」と地元の女性。

 そこで旅人さんも飲んでみました。

 「おいしいけど、めちゃ熱いよ!」

 ということは、これは温泉ってことですね。ソフィアでは温泉を楽しむこともできそう、と思ったら2012年に温泉施設は閉鎖されてしまったそうです。残念。

 仕方がないので、ちょっとおいしいものでもいただきましょう。バニッツァと呼ばれるパン。見かけはフランスのパン・オ・ショコラに似てますが、中身はチョコではありません。

 「フェタチーズに似たブルガリアのチーズです」と通訳さん。

 なんだかとっても美味しそうに見えます!食べたい。

 さて、ブルガリアの人々が最も誇りにしているのがキリル文字。9世紀にブルガリア人が発明し、ロシアに伝えた文字です。

 その返礼(?)として、ソビエト連邦となったロシアはソフィアのあちこちに社会主義を感じさせる建物を建てていきました。1944年、ブルガリアはソ連の侵攻を受け社会主義国の一員になったのでした。

 かつて共産党本部(こげ茶印)のあった建物の上にはブルガリアの国旗がはためいています。

 ソフィアの中心街から少し離れたところにあるのが社会主義芸術美術館(Socialist Arts Museum)(紫印)。ここには共産主義にまつわるモニュメントが展示されています。

 「これはベルリンの壁崩壊の時に取り外されてここに持ってこられました」と美術館館長さん。

 70体もの石像はかつてはソフィアの街角あったものですが、全てがここに集められ展示されています。

 「国民の意識はまだちょっと微妙です。社会主義時代の方が安全で仕事もあったと考える人もいますからね」と館長さん。

 さて、そろそろお腹がすいてきました。食事をいただくことにしましょう。旅人さんたちが食べているのは、豚肉とキノコベースに煮込んだ料理カヴァルマ。このお店では料理だけでなくブルガリアのダンスも堪能できます。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。ここはユースホステル。なんと地下にはバーがありました。お部屋はこちら。ちょっとベッドが小さいですね。でも一人一泊15ユーロと破格のお値段です。

 翌朝は一番に市場に向かいました。ここは中央市場(オレンジ印)。お土産にブルガリアのちゃんちゃんこみたいなのを買い込んだ後は、ぜひともこれを食べなくては!そう、ヨーグルト。ブルガリア独特のヨーグルト菌でできているらしい。

 次はゴンドラに乗って先ほど見えていたビトシャ山へ向かいます(緑印)。標高は2,200メートル。乗車時間は40分とかなり長いですが、上へ着くとスキー場がありました。眼下にソフィアの街も望めます。

 記念の写真もたくさん撮りました。そろそろパリに戻りましょう。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が90ユーロ、トラムが0.80ユーロ、ロープーウェイが6ユーロ、博物館が3ユーロ、食事代が10ユーロ、宿泊代が15ユーロで、締めて124.80ユーロ(約16,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、子供たちのためにヨーグルトのデザートを用意した。バニラエッセンスとラム酒を間違えたのに気付いたのは、子供たちが食べ始めてからだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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